50代後半からの働き方を考える時、意外と難しいのが「誰に話すか」です。
• 転職した方がいいのか、今の会社に残るべきか
• 定年後、どう働いていくのか
• 起業を視野に入れてもいいのか
• それとも、これまでの経験を活かして「誰かを支える側」に回るのか
頭の中では、何度も何度も考えている。
でも、いざ誰かに話そうとすると、急に言葉が止まってしまうことがあります。
まず、家族には話しにくいものです、
家族は余計な心配をかけたくないこともありますので。
「会社を辞めたいと思っている」
「定年後のことが不安で仕方がない」
「起業にも少し興味があるんだ」
「このままでいいのか、自分でも分からない」
そんな弱音や迷いを口にすると、家族を不安にさせてしまうのではないか…
そう思って、ついつい本音を言えず仕舞いに。
家族だから話せることも、もちろんあります。
しかし、「家族だからこそ、話せないこと」もありますね。
では、友人には?というと、こちらも意外と話しにくいことがあります。
昔からの友人、会社時代の仲間、同世代の知人。
勇気を出して話せば、きっと親身に聞いてくれるし、励ましてくれるはずです。それでも、どこかで遠慮やブレーキが働いてしまう。
弱音を吐いている姿を見せるのが恥ずかしいと思ったり、周りは順調そうなのに、自分だけ迷っているようで気が引ける…
そんな気持ちが、心のどこかに湧いてくるものです。
これは、決して家族や友人が冷たいという話ではありません。
むしろ、その逆です。
大切だからこそ、話しにくい。
近いからこそ、言葉を選んでしまう。
このように、人生後半の悩みは、とても個人的で、複雑に絡み合っています。
収入のこと、家族のこと、健康のこと。
会社での立場や、これまでの自分への評価。
これからの社会との関わり方。
そして、「自分はこれから、何のために働くのか」。
これは単なる「仕事の相談」ではありません。
これからの「生き方の相談」そのものです。
だから、誰にでも話せるわけがないのです。
私自身も、過去に「本当に信頼して相談できる人がいない」という深い苦しさを感じたことがあります。
会社員として働き、経営に関わり、起業も経験してきました。
うまくいったこともあれば、当然、そういかなかったこともあります。
特に2度の起業を通じて、身に沁みるような孤独を何度も味わいました。
周りに人がたくさんいても、本当の意味で「腹を割って本音を話せる相手」がいない。
これは、思った以上に孤独で、苦しいものです。
誰かに聞いてほしい。でも、誰に話せばいいのか分からない。
そんな時期が、私にも確かにありました。
だからこそ、今、同じように一人で抱え込んで迷っている方の気持ちが、少し分かる気がするのです。
人生の転換期に必要な相談相手とは、ただ「正解を出してくれる人」だけではない。もちろん、知識や情報は大切です。
転職市場のリアルな動向や、再就職の実情、起業のステップ、あるいはメンターや相談役としての働き方。そうした情報や選択肢は、私がいくらでもお渡しできます。
でも、それ以上に大切なことがあります。
それは、「何の利害関係もなく、安心して本音を話せること」です。
まだ言葉になっていないモヤモヤした不安感や 自分でも整理できていない矛盾した迷い。人にはちょっと言いにくい本音や、どこかで感じている小さな違和感など。
そういうものを、格好つけずにそのまま出せる相手がいることで、人は少し心が軽くなるものです。
私は、相談に来られる方には、進路が決まっていない段階だからこそ、一緒に整理できることがたくさんあると思って対応しています。
本当は何に不安を感じているのか。
これから、何を大切にして生きたいのか。
反対に、何だけは避けたいのか。
どんな働き方なら無理なく自然体でいられるのか。
そういう心の奥にある声を、一つずつ一緒に言葉にしていく。
それが、私の提供したい相談の時間です。
あなたと同じように迷い、つまずき、それでもなんとか歩いてきた一人の人間として、あなたのお話を丸ごと受け止めることはできます。
私は、立派な成功談だけを歩んできた人間ではありません。
たくさんの失敗も、遠回りも、情けない思いもしてきました。
だからこそ、簡単に「こうすれば大丈夫ですよ」なんて無責任な正解は言いません、いや、言えません。
しかし、あなたの経験をじっくり伺い、お人柄を見つめ、大切にされている価値観を確認しながら、これからの歩み方を「一緒に考えること」はできます。
人生後半の働き方は、一人で抱え込むには少し重たいテーマですが、誰かに話すことで、不思議と見えてくるものがあります。
話しているうちに、「自分が本当に不安だった原因」に気づく。
話しているうちに、「自分はまだ、誰かの役に立ちたい」熱意に気づく。
話しているうちに、「今の場所でがんばりたい」と腑に落ちる。
話しているうちに、「起業がしたいのではなく、自分の経験を誰かに伝える場が欲しかったんだ」と視界が拓ける。
人は、誰かに向かって話しながら、自分自身の本当の本音に出会っていくことがあります。
正解をくれる人ではなく、「本音を一緒に整理してくれる相手」が必要な時があるのです。
家族には、話しにくい。 友人にも、話しにくい。 でも、一人で抱えているのも苦しい。
そんな時は、一度その胸の内を私に聞かせてください。
立派な相談内容でなくて構いません。
考えがまとまっていなくても大丈夫です。
「このままでいいのだろうか」 その一言から、スタートしましょう。
まずは、今のあなたの状況をゆっくり聞かせてください。
そこから一緒に、紐解いていきましょう。
今日も明るく元気よく。
河村直人