コラム第2回となる今回は、私の恥ずかしい失敗談を正直にお話しします。
これをお伝えしないことには、このコラムを書く意味がないと考えているからです。
1度目の起業は40代の時でした。
当時始まった「メタボ健診」の波に乗ろうと、「儲かりそうだ」という動機だけで始めました。
経験も強みもないまま店舗を構え、集客や資金の見通しを甘く見ていたのです。
現場を気の合う仲間に任せきりにした結果、メンバーの心は離れ、わずか2年足らずで事業を閉じることになりました。
仲間への強い依存心が、1度目の失敗の本質でした。
2度目の起業は50代の時です。
経営経験のある優秀なベテラン仲間が集まりましたが、いざ始まると動いていたのはほぼ私だけでした。
彼らは組織の中で力を発揮するプロであり、ゼロから泥臭く動く起業とは勝手が違ったのです。
それにもかかわらず、私は自主性を重んじるという名目で遠慮し、明確な役割を決めませんでした。
「言わなくてもわかってくれるだろう」
という私自身の甘えが原因でした。
仲の良いメンバーと起業する際の落とし穴は、関係性の良さが「役割の曖昧さ」や「配慮という名の遠慮」に変わってしまうことです。
2度の失敗の根底にあるのは、人への「期待と依存」でした。
起業において何より大切なのは、自分自身が覚悟を持って動いているかどうかです。
誰かがいてくれたら心強いですが、たとえ一人になっても立ち続ける。
その覚悟こそがスタートラインになります。
次回は、その「覚悟」についてお話しします。
50代・60代の独立において、なぜ「小さく始める」ことが覚悟の証明になるのかを深掘りしていきましょう。
今日も明るく元気よく。