おたからやが「公式裏アカ」を開設!就活生70.6%が公式外情報も確認する時代のX採用戦略

おたからやが「公式裏アカ」を開設!就活生70.6%が公式外情報も確認する時代のX採用戦略

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ビジネス・マーケティング


「御社って、実際はどんな雰囲気なんですか?」

もし採用面接でこんな質問をされたら、何と答えるでしょうか。

アットホームな職場です。社員同士の仲が良いです。働きやすい環境です。

どれも悪い説明ではありません。ただ、求職者からすると、実際に働いてみないと分からないことばかりです。

2026年10月10日、買取専門店「おたからや」を展開する株式会社いーふらんが、興味深いSNS施策を発表しました。

その名も「おたからやのバックヤード」。

企業の公式アカウントでありながら、普段の企業紹介では見えにくい社員の日常や仕事の裏側を発信する、いわば公式の裏アカウントです。

実はこの取り組み、中小企業の採用広報やX(旧Twitter)運用にも参考になる部分があります。

企業が伝えたい情報と、求職者が本当に知りたい情報は、必ずしも一致していない。

今回は最新ニュースと採用関連の調査データをもとに、求人票だけでは伝えきれない企業の魅力を、SNSでどう届ければよいのか考えていきます。

◆ おたからやが「公式裏アカ」を始めた理由


2026年10月10日、株式会社いーふらんは新しいSNSチャンネル「おたからやのバックヤード」の開設を発表しました。

展開するのはYouTube・Instagram・TikTokの3媒体です。

現役社員が出演し、買取に関する話題や日常の出来事をユーモアのあるショート動画として、毎週発信していく予定です。

同社によると、2026年10月5日時点で世界2,060店舗以上を展開しています。

これだけ店舗数があっても、買取店に対して「店内に入りづらい」「どんな仕事をしているか分からない」と感じる人がいることを、公式発表では課題として挙げています。

そこで社員が登場するコンテンツを通じて、企業をより身近に感じてもらうことを目指しているのです。

注目したいのは、お客様への認知拡大だけが目的ではないこと。

就職活動中の学生や転職希望者に対して、社風や社員の魅力を伝えることも狙っています。

なお、今回発表された新チャンネルはYouTube・Instagram・TikTokであり、Xで新しいアカウントを開設したというニュースではありません。

ただ、この発信の考え方は企業のX運用にも十分応用できます。

【出典】株式会社いーふらん、2026年10月10日発表「おたからやのバックヤード」チャンネル開設。

◆ 就活生の70.6%が「公式以外の情報」も確認


今回のニュースと合わせて紹介したいのが、マイナビの調査です。

マイナビキャリアリサーチLabが2025年9月26日に公開した分析によると、2026年卒の学生の70.6%が、就職活動中に企業ホームページや求人サイト以外の情報を確認した経験があると回答しました。

対象は、口コミサイトやSNS投稿などの非公式情報・匿名情報です。

つまり、7割を超える学生が、企業の公式説明とは別の情報にも目を向けていたことになります。

さらに、学生が公式情報よりも非公式情報から得られると考えている内容には、次のようなものがありました。

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※数値はマイナビの2026年卒学生調査に基づくものです。70.6%は口コミ・SNSなどを含めた非公式情報の確認経験であり、70.6%が企業のXアカウントを見たという意味ではありません。

【出典】マイナビキャリアリサーチLab、2025年9月26日「公式情報だけでは足りない?学生が非公式情報に求めるリアルとは」。

この数字を見て、僕が気になったのは37.3%という回答です。

職場の人間関係や雰囲気。

求人票の限られた文字数では、なかなか具体的に説明できない部分ではないでしょうか。

求職者が知りたいのは、募集条件だけではありません。

実際にどんな人が働き、入社したらどのような日常が待っているのか。

その判断材料を求めている人がいるということです。

◆ 求人媒体にお金をかけても、伝わらない情報がある


2026年8月17日に帝国データバンクが発表した調査では、正社員の人手不足を感じる企業は51.3%でした。

全国の有効回答企業10,518社を対象とした調査で、7月としては4年連続で半数を超えています。

【出典】帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2026年7月)」。

人材確保が難しいとき、企業は求人広告の掲載先を増やしたり、募集条件を見直したりするでしょう。

もちろん、給与や休日、労働条件の改善は非常に重要です。SNSだけで待遇面の課題が解決するわけではありません。

ただ、条件が悪くない企業でも、その魅力が十分に伝わっていないことは考えられます。

例えば、未経験者の採用に積極的な製造業があったとします。

求人票には「未経験歓迎」「研修制度あり」と記載されている。

それだけでは、求職者は具体的な教育内容や、入社後の働き方を想像しにくいかもしれません。

そこでXを活用し、入社1か月目に担当する仕事や、先輩が新人を教える様子を紹介する。

すると、求人票の言葉に具体性が生まれます。

求人媒体が募集条件を伝える場所なら、SNSはその条件の背景にある会社の日常を補足する場所。

この役割分担が、採用広報では重要だと思います。

◆ 中小企業がXで発信したい「会社の裏側」3つ


では、実際にどのような投稿を作ればよいのでしょうか。

僕なら、最初に次の3種類を提案します。

① 社員の人柄が伝わる投稿


例えば、建設会社なら、

「現場で新人が最初に覚える仕事」

「入社3年目の社員が仕事を続けている理由」

こうした内容です。

採用ページに社員紹介を掲載するだけでなく、日々の発信で人柄を知ってもらう方法もあります。

② 仕事の裏側が分かる投稿


EC企業なら、商品の梱包や出荷準備。

飲食店なら、開店前の仕込みやスタッフの工夫。

IT企業なら、開発チームが問題を解決するまでの過程。

普段は表に出ない仕事にも、顧客や求職者が興味を持つ情報があります。

③ 入社後の不安を減らす投稿


「未経験で入社すると、最初の1週間は何をする?」

「休憩やシフトはどうなっている?」

「困ったとき、誰に相談できる?」

実際の制度や職場環境に基づいて答えることで、求職者が働く姿を具体的に想像しやすくなります。

ただし、社員の撮影や個人情報の公開には本人の同意が必要です。

また、現場の実態と異なる演出で魅力的に見せるのでは、入社後のミスマッチにつながる可能性があります。

伝えるべきなのは、作り込まれた理想の会社ではなく、**実際の仕事や職場の姿**です。

◆ SNS採用は費用対効果をどう判断する?


採用広報にお金を使うなら、経営者としては効果が気になるところでしょう。

ここでは、面接にかかる社内工数から考えてみます。

例えば、採用面接を人事担当者と現場責任者の2人で担当し、1回1時間かけている企業を想定します。

人件費相当を1人1時間3,000円と仮定すると、面接1回の社内コストは6,000円です。

仮にXで仕事内容や職場の実態を詳しく伝えたことによって、応募前の理解が深まり、ミスマッチによる面接を月4件減らせたとします。

6,000円×4件=24,000円。

一方、採用広報向けの投稿制作費が月20,000円なら、差額は4,000円です。

この条件での単純なROIは20%となります。

※すべて説明用の仮定です。SNSによって面接件数が実際に減ることを示す調査結果ではありません。応募者の適性や採用成果への影響も、別途確認が必要です。

また、応募件数が減ること自体を目標にすべきではありません。

大切なのは、必要な人材からの応募を妨げず、企業と求職者がお互いを理解したうえで選考に進めることです。

SNSを始めた後は、応募者数だけでなく、採用ページへの訪問、応募者の理解度、選考辞退、採用後の定着状況なども確認したいところです。

◆ Xなら動画を作らなくても始められる


おたからやの新しい取り組みは、ショート動画が中心です。

ただし、すべての中小企業が毎週動画を制作できるとは限りません。

撮影、編集、出演者との調整には時間がかかります。

そこで活用したいのがX(旧Twitter)です。

例えば、まずは写真1枚と短い文章から始める。

月曜日は社員紹介、水曜日は仕事内容、金曜日は社内の取り組み。

こうしたテーマを決めておけば、毎回ゼロから投稿ネタを考える負担も減らせます。

社員の協力を得て、実際にあった出来事を文章にする方法もあります。

企業の日常そのものが、ほかの会社には真似できないコンテンツになるのです。

さらに、投稿を見た人がプロフィールへ移動したとき、仕事内容や採用情報を確認できる状態にしておくことも重要です。

Xで興味を持つ。

プロフィールで企業を知る。

採用ページで条件を確認する。

応募する。

この流れを整えることで、SNSでの認知と採用活動を結びつけやすくなります。

ただし、SNS採用が向いているかどうかは、対象とする求職者層や職種によって異なります。

求人媒体と競合するものではなく、足りない情報を補う手段として考えるのがよいでしょう。

◆ フォロワーを増やした先に、企業の理解者を育てる


企業のX運用では、フォロワー数やインプレッションが注目されがちです。

もちろん、数字が伸びることには価値があります。

ただ、採用広報を目的とするなら、会社とまったく関係のないユーザーばかりに投稿が広がっても、期待した応募につながるとは限りません。

自社の仕事に興味を持つ人、企業の取り組みを応援してくれる人、将来的に商品を購入したり応募したりする可能性がある人。

そうした関係を少しずつ育てることが重要です。

僕たちAC CORELANDが大切にしている「フォロワー増加×コアファン育成」も、単に数字を増やして終わらないという考え方から生まれています。

採用だけでなく、商品PRや企業ブランディングにも共通する考え方です。

◆ 企業のX運用、誰が担当していますか?


企業がSNSを始めようとしたとき、意外と大きな問題になるのが担当者の確保です。

本業の仕事を抱えながら、投稿企画、文章作成、写真の準備、リプライ対応、数値分析まで続けるのは簡単ではありません。

AC CORELANDでは、SNSマーケティング歴10年以上の経験を活かし、企業向けX・Twitter運用代行を行っています。

これまでに、

・1投稿500万インプレッション超

・24日間でフォロワー1,000人増加

などの個別運用実績があります。

※過去の異なる案件の結果であり、同様の成果を保証するものではありません。

企業の事業内容やターゲットを確認し、投稿企画、文章作成、プロフィール改善、手動交流、採用ページへの導線改善まで、目的に合わせてサポートします。

今回のおたからやのニュースは、企業が持っている魅力を、どのような形で外へ伝えるのかを考えるきっかけになりました。

会社のことを一番よく知っているのは、そこで働く人たちです。

その日常や経験をSNSで伝えていくことが、まだ出会えていないお客様や求職者との接点になるかもしれません。

「求人を出しても応募が来ない」

「SNS採用を始めたいけれど担当者がいない」

「企業の魅力をどう発信すればよいか分からない」

そんな経営者・人事担当者様は、ココナラ内の企業向けX運用代行サービスからお気軽にご相談ください。

求人票に書けない魅力まで、届ける。

フォロワー増加とコアファン育成を通じて、企業が選ばれるきっかけを増やしていきます。

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◆ 参考資料

・株式会社いーふらん「おたからやのバックヤード」開設発表(2026年10月10日)

・マイナビキャリアリサーチLab「公式情報だけでは足りない?学生が非公式情報に求めるリアルとは」(2025年9月26日)

・帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2026年7月)」(2026年8月17日)
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