毎日SNSを更新しているのに成果が出ない会社へ|「発信空回り」が起きる本当の理由

毎日SNSを更新しているのに成果が出ない会社へ|「発信空回り」が起きる本当の理由

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ビジネス・マーケティング
この前、駅前を歩いていたら、同じ会社の求人ポスターを3か所で見かけました。

駅前の掲示板、コンビニの近く、少し離れた商業施設の入口。

かなり採用に力を入れている会社なんだろうなと思います。

求人票には給与も勤務時間も書いてあるし、「未経験歓迎」という文字も大きく入っていました。

そこで、ふと気になったんです。

「この会社って、実際どんな人が働いているんだろう?」

求人内容は分かる。

条件も分かる。

ただ、会社の中身がまったく見えない。

社長はどんな人なのか。

職場はどんな雰囲気なのか。

未経験で入った人は本当に続いているのか。

そこはポスターだけでは分かりません。

でね。

これ、企業のSNSでも同じことが起きているんじゃないかなと思いました。

Instagramを更新している。

Xも投稿している。

TikTokも始めた。

毎週ちゃんと発信している。

それなのに、問い合わせも応募も増えない。

僕はこういう状態を、

「発信空回り」

と呼んでいます。

発信量は増えているのに、本当に伝えたいことが相手に届いていない状態です。

SNSって、投稿した回数がそのまま成果になる場所ではないんですよね。

◆「SNSをやること」が目的になっていませんか?


SNSマーケティングというと、

「毎日投稿する」

「フォロワーを増やす」

「いいねを増やす」

こんなイメージが強いと思います。

ただ、本来は企業やブランドを知ってもらい、商品やサービスへの興味を高め、購入や問い合わせにつなげていくためにSNSを使います。

だから、フォロワーが1000人増えても売上が変わらないなら、

「SNSは順調です」

と簡単には言えません。

採用目的なら応募。

集客目的なら問い合わせ。

商品販売なら購入。

目的によって、見るべき数字は変わります。

ところが実際には、

「とりあえずInstagramを始めよう」

「競合がTikTokをやっているから、うちも」

という形で始まるケースも少なくありません。

これが、発信空回りの始まりだったりします。

◆SNSは「投稿するだけ」のものではありません


今回の資料では、SNSの活用方法として大きく5つが紹介されています。

◆ 自社アカウントを継続して運用する
◆ 一般ユーザーによる口コミや投稿を増やす
◆ インフルエンサーに紹介してもらう
◆ キャンペーンで参加や拡散を促す
◆ SNS広告で特定の層へ届ける

このように、SNSマーケティングには複数のやり方があります。

ここを見て僕が思ったのは、

「毎日投稿してください」だけでは、かなり雑なんだな

ということです。

例えば、まだ会社の存在自体を知られていないなら広告が必要かもしれない。

商品は知られているけれど信用されていないなら、利用者の口コミを増やした方がいいかもしれない。

採用なら、社員が働いている様子を出した方が伝わりやすい。

会社によって必要なことは違います。

それなのに全部、

「投稿数を増やしましょう」

で解決しようとすると、担当者だけが疲れてしまいます。

◆Instagramで伸びる会社と、Xで伸びる会社が違うのは当たり前


SNSについて相談されると、

「結局どれをやればいいですか?」

という話になりやすいです。

僕も仕事柄よく考えるんですが、結局は

「誰に届けたいか」

でかなり変わります。

今回の資料でも、Instagram、X、YouTube、TikTok、Facebookなどは、それぞれ利用者層や得意な内容が違うと整理されています。Instagramは比較的若い女性層との相性が良く、Xはニュースやビジネス系、TikTokは若年層、YouTubeは幅広い年齢への詳しい情報提供に使いやすいとされています。

リアルなお店で考えると分かりやすいです。

高校生向けの商品を売りたいのに、平日の高級ホテルのラウンジでチラシを配っていたら、

「そこにお客さんいる?」

となりますよね。

SNSも同じです。

流行っている媒体に行くのではなく、

自社のお客様がいる場所へ行く。

かなり基本的な話なんですが、意外とここが抜けます。

◆「もう投稿ネタがありません」は、本当にネタ不足なのか


SNS担当者からよく聞くのが、

「何を投稿すればいいか分からない」

という悩みです。

最初の1か月くらいは何とかなるんです。

商品紹介をする。

社員を紹介する。

会社のニュースを書く。

キャンペーンを告知する。

ところが数週間経つと、

「もう全部投稿した気がする」

となる。

これ、僕は単純なネタ不足ではないと思っています。

そもそも、

誰に、何を知ってほしいアカウントなのか

が曖昧なんです。

資料でも、SNSを始める段階で「誰に届けるのか」「何を発信するのか」「競合はどんな発信をしているのか」を整理する重要性が示されています。ここが定まらないと、投稿内容もブレやすくなります。

例えば採用目的なら、

会社の新商品を毎週紹介しても、求職者にはそこまで響かないかもしれません。

求職者が知りたいのは、

「どんな人と働くのか」

「未経験でも大丈夫なのか」

「入社後はどんな仕事をするのか」

「社長はどんな人なのか」

だったりします。

この違いが分かるだけでも、投稿ネタはかなり出てきます。

◆企業アカウントが「何のアカウントか分からない」状態になる理由


例えば同じ会社が、

月曜日は商品紹介。

火曜日は求人。

水曜日は社長の日記。

木曜日は業界ニュース。

金曜日は社員のランチ。

こういう投稿をしていたとします。

社内の人からすると、全部会社に関係する話です。

ところが初めて見た人からすると、

「結局このアカウント、誰向けなんだろう?」

となることがあります。

投稿1本ずつは悪くない。

だけど、全体として見ると何を伝えたいのか分からない。

これも発信空回りです。

SNSは1投稿だけで判断されるわけではありません。

プロフィールを見る。

過去の投稿を見る。

固定してある投稿を見る。

そこで、

「自分に関係ありそう」

と思ってもらえるかどうか。

僕なら、この部分をかなり大事にします。

◆SNS担当者に「毎日投稿して」は、結構無茶なお願いかもしれない


今回の資料には、SNS運用には市場を調べること、文章を書くこと、画像を作ること、数字を見ることなど、複数の仕事が必要だと整理されています。

これを見ていると、

SNS担当者って思っている以上に大変です。

「若いからInstagram詳しいでしょ」

という理由で任された人が、

投稿を考える。

画像も作る。

コメントも返す。

競合も見る。

数字もまとめる。

しかも通常業務もある。

これでは続かないですよね。

SNSが止まる会社って、

担当者のやる気がないのではなく、

そもそも仕事量が多すぎる

こともあります。

SNSは無料で使えます。

ただ、

担当者の時間まで無料ではありません。

ここは会社側も意識した方がいいと思っています。

◆「うちは良い会社です」と自分で言うより強いもの


ここで出てくるのが、

UGCです。

少し聞き慣れない言葉ですが、ユーザーが投稿した写真、動画、口コミなどを指します。

例えば飲食店が、

「うちの料理は美味しいです」

と言う。

もちろん、それはそう言いますよね。

一方で、実際に食べたお客さんが、

「ここ美味しかった」

と写真付きで投稿する。

受け取る側からすると、少し違います。

採用でも同じです。

会社が、

「社員同士の仲が良いです」

と書くより、働いている社員が実際の仕事について話している方が自然です。

「未経験でも大丈夫です」

と会社が言うより、

「僕も未経験入社でした。最初の3か月はここが大変でした」

と社員本人が話す方がリアルですよね。

今回の資料でも、UGCを取り入れることで、企業だけが一方的に発信する状態から、ユーザーも関わる形へ変わっていくとされています。

僕は、

企業SNSほど「会社が何を言うか」より「誰が言うか」が重要になる

と思っています。

◆僕なら、毎日投稿する前に3つだけ確認します


もし明日から会社のSNSを任されたとしても、僕ならすぐには投稿しません。

最初に確認したいことがあります。

◆ 誰に見てもらいたいのか
◆ 見た人に何を知ってほしいのか
◆ 最終的に何をしてほしいのか

この3つです。

例えば採用目的なら、

「フォロワーを1万人にする」

より、

「会社に興味を持った人が求人ページまで進む」

方が重要です。

BtoB企業なら、

いいね1000件より、

見込み客から問い合わせ1件の方が価値が高いこともあります。

SNSは数字が見えやすいから、数字に引っ張られます。

フォロワー。

いいね。

表示回数。

もちろん大事です。

ただ、

その数字が会社の欲しかった結果につながっているのか

まで見ないと、気づいたらSNSを続けること自体が仕事になってしまいます。


◆投稿が止まる会社は「ネタ切れ」ではなく「目的切れ」なのかもしれない


最初に話した、駅前の求人ポスターを思い出します。

あの会社は、

「求人を見てもらうこと」

にはかなり力を入れていたと思います。

何枚も貼ってありましたから。

それでも僕は、

「どんな会社なんだろう?」

と思ったまま通り過ぎました。

もしそこで会社名を検索して、

社員の仕事風景。

社長の考え。

未経験入社した人の話。

会社のリアルな日常。

こういうものが見えたら、印象は変わったと思います。

SNSって、毎日投稿することが目的じゃないんですよね。

会社を知ってもらう。

人を知ってもらう。

商品を知ってもらう。

そして、

「ここ、ちょっと気になるな」

と思ってもらう。

ここまでいって初めて、投稿した意味が出てきます。

だから、

「もうSNSのネタがない」

となったときは、ネタを探す前に一度、

「そもそも誰に何を伝えたかったんだっけ?」

と考えてみてください。

意外と、そこから投稿したいことが出てきます。


◆SNSを頑張っているのに成果が見えない方へ


僕はココナラで、Xを中心としたSNS運用や集客のサポートを行っています。

投稿文を作るだけではなく、

「誰に見てもらいたいのか」

「何を伝えるのか」

「プロフィールを見た人をどこへ案内するのか」

こうした部分も確認しながら運用しています。

もし、

◆ 投稿しているのにフォロワーが増えない
◆ フォロワーはいるのに問い合わせが来ない
◆ 何を投稿すればいいか分からなくなった
◆ SNS担当者の負担が大きくなっている
◆ 自社だけで続けるのが難しい

こんな状態なら、一度ご相談ください。

毎日無理に投稿を増やすより、

今やっていることの中に無駄がないかを確認する方が早い

ケースもあります。

SNSを頑張ることではなく、

SNSからちゃんと結果につなげること。

僕はそこを一緒に考えたいと思っています。

駅前の求人ポスターも、もしかすると今も貼ってあるかもしれません。

何枚貼るかより、

見た人がそのあと会社を調べたくなるか。

SNSでも同じなんだと思います。

せっかく時間を使って発信するなら、

「今日も投稿できた」

で終わらせず、

「今日の投稿で、この会社を少し好きになってもらえたかな」

くらいまで考えたい。

そんなことを思っています。
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