お腹が細くなり体重も減ったのに、脚だけは変わらないというあなた!!
ダイエットの方向性は間違っていません。ただ、脚は体の中でも特に脂肪が落ちる順番が遅く、骨格や筋肉のバランス(立ち方・歩き方の癖)の影響を強く受けるため、成果が出るまで少し時間がかかります。
なぜなら、脂肪が燃焼するためには、血流に乗って酸素が運ばれ、分解された脂肪が筋肉へ運ばれる必要があります。 しかし、脚は心臓から一番遠く、重力の影響も受けるため、どうしても血流が滞って冷えやすくなります。血流が悪い場所は「脂肪の運搬」がスムーズに行われないため、どうしても燃焼のスピードが遅くなります。
でも、焦らなくて大丈夫です。現役のトレーナーとして、今のあなたに最適な「食事のコツ」と「家でできる厳選エクササイズ」を分かりやすく解説します。
脚痩せのための食事のコツ
食事をコントロールする際に、減らしすぎや「特定のものを抜く」だけでは、脚のむくみや冷えに繋がり、逆に脚が痩せにくくなることがあります。以下の3つのポイントを意識してみてください。
1. 塩分を控えて「カリウム」を摂る(むくみ対策)
お腹は痩せたのに脚が変わらない場合、脂肪ではなく「むくみ」が原因の可能性が非常に高いです。味の濃いものを控え、体内の余分な水分を排出してくれる「カリウム」を多く含む食材を意識して摂りましょう。
おすすめの食材: バナナ、アボカド、ほうれん草、納豆、キウイ、海藻類
2. たんぱく質と「鉄分」をしっかり摂る
お弁当を自分で作っているとのことなので、鶏胸肉、ささみ、卵、豆腐、焼き魚などのたんぱく質をしっかり入れましょう。 また、高校生の女性は鉄分が不足しがちです。鉄分が足りないと体に酸素が行き届かず、代謝が下がって下半身が冷えやすくなります。
おすすめの食材: 赤身の肉、マグロ、カツオ、小松菜、ひじき
3. 水分を「こまめに」飲む
「水分を摂るとむくむ」と思われがちですが、逆です。水分が足りないと、体は危険を察知して水分を溜め込もうとし、脚がむくみます。一度にたくさん飲むのではなく、コップ1杯の水を1日の中でこまめに飲みましょう。
家でできる脚痩せエクササイズ
脚痩せ(特に太ももの前側の張りや、内もものたるみ)を解消するためには、「股関節を柔らかくすること」と「普段使えていない筋肉を刺激すること」が重要です。
1. ランジ(太もも裏・お尻の引き締め)
太ももの前側ばかりを使って歩いていると脚が太くなります。裏側とお尻を使う感覚を覚えましょう。
まっすぐ立ち、片足を大きく後ろに引きます。
前の膝が 90 度に曲がるまで、真下に腰を落とします(前足のかかとに重心を置くイメージ)。
前足の足裏で床を押し、元の姿勢に戻ります。
目安: 左右各 15 回 × 2〜3 セット
2. サイドアブダクション(太ももの外側・お尻の横)
骨盤を安定させ、太ももの外側の張りをすっきりさせる運動です。
床に横向きに寝そべり、下の肘をついて頭を支えます。下の膝は軽く曲げておきます。
上の脚を、膝を伸ばしたままゆっくり斜め後ろ(天井方向)に持ち上げます。
つま先は正面か、やや下を向けるのがコツです(上を向くと前ももに効いてしまいます)。
目安: 左右各 20 回 × 2 セット
3. インナーサイ・レッグレイズ(寝たまま内もも上げ)
寝た状態で、下側になっている脚の内ももを使って持ち上げる運動です。ダイレクトに内ももへ負荷がかかるため、非常に効果的です。
やり方
床に横向きに寝そべります。
上側の脚の膝を曲げ、下側の脚をまたぐようにして足の裏を床につけます(体勢がキツければ、上の脚の膝を床についても構いません)。
下側の脚の膝をまっすぐ伸ばしたまま、内ももの力を使ってゆっくりと上に持ち上げます。
限界まで上げたら、床につかないギリギリまでゆっくり下ろします。
回数の目安: 左右各 20回 × 2〜3セット
ポイント: つま先を遠くに伸ばすように意識すると、内ももに力が入りやすくなります。
4. クラムシェル(お尻の奥と股関節の安定)
これはお尻の奥の筋肉(外旋筋群)を鍛えるエクササイズですが、実は内ももを綺麗に引き締めるために絶対欠かせない運動です。 股関節のインナーマッスルが弱いと、脚が内側にねじれて内ももがたるみやすくなります。ここを鍛えることで、内ももがキリッと引き締まりやすくなります。
やり方
床に横向きに寝そべり、両膝を 90 度くらいに曲げて脚を重ねます。
かかとは合わせたまま、貝殻がパカッと開くように、上側の膝だけを天井に向かってゆっくり開きます。
お尻の横(奥側)がじわっと使われているのを感じたら、ゆっくり戻します。
回数の目安: 左右各 20回 × 2セット
ポイント: 膝を開くときに、骨盤が一緒に後ろに倒れないように、体は真っ直ぐに固定したまま行いましょう。
どちらのエササイズも、勢いをつけずに「じわじわ」動かすのがコツです。内ももクロスよりも動きがシンプルなので、効いている感覚が掴みやすいと思います。
まずはやりやすい方から試してみてください。