サイトの診断結果を受け取ったものの、「直した方がよい項目が多くて、何から頼めばよいか分からない」。そんなときは、一覧の上から順に着手する前に、各項目の意味を確認してみてください。
まず分けたいのは、確認できた問題、まだ調査が必要なこと、さらに良くするための提案です。三つが混ざったままだと、必要な調査と実際の修正を同じ予算で見積もってしまいます。
この記事では、診断を修正の依頼へつなげるための実務上の整理方法を紹介します。検索順位やAI検索への掲載を数式で予測する方法ではありません。
1.「問題あり」と「確認できていない」を分ける
たとえば「問い合わせフォームの動作が未確認」と書かれている場合、それだけでフォームが壊れているとはいえません。テスト送信の許可がなく、確認をしていないだけかもしれません。
この段階で必要なのは、修理の発注ではなく、確認方法と担当者を決めることです。
一方、「申し込みボタンを押すと、存在しないページが表示される」と再現できている場合は、どのボタン・どの画面・どんな操作で起きたかを修正担当者へ渡せます。
診断表の記号だけで決めず、確認した事実と未確認の理由を読んでみましょう。
2.訪問者の目的を妨げるものから考える
次の例は、優先順位の考え方を説明するための架空例です。実際の診断結果ではありません。
A:問い合わせボタンのリンク先が存在しない
B:サービス説明の一文が少し長い
C:アクセス解析の権限がなく、流入元を確認できない
この場合、問い合わせを完了できないAは、先に修正候補として扱いやすい項目です。Bは内容の誤りや誤解がなければ、ほかの作業とまとめる判断もできます。Cは解析設定の不具合とは限らず、まず必要な閲覧権限やデータの有無を確認します。
ただし、料金の誤記や申し込み条件の食い違いなど、利用者の判断に影響する内容なら、文章の修正でも優先度は高くなります。「技術の問題だから重要」「文章だから後回し」とは決めません。
3.影響・根拠・工数を並べて最初の3件を選ぶ
着手候補は、次の順で見ると整理しやすくなります。
・影響:放置すると、誰が何に困るか
・根拠:問題を再現できるか、証拠があるか
・依存関係:先に確認や別の修正が必要か
・工数:担当者が見積もれる状態か
最初の3件は「すぐ直す問題」「事実確認をする項目」「条件がそろったら直す項目」のように分けても構いません。修正だけでなく、調査を一つ進めることも次の判断につながります。
反対に、「AIに紹介されないので、とりあえず項目を全部直す」という依頼では、目的と作業範囲が曖昧になります。何を確認できたら完了かを、一件ずつ決めるのがおすすめです。
制作担当者へそのまま渡せる修正メモ
【修正・調査の依頼メモ】
・対象ページと箇所:
・確認できた事実:
・まだ確認できていないこと:
・訪問者への影響:
・希望する状態:
・作業前に必要な確認や承認:
・完了時の確認方法:
「フォームを直して」なら、たとえば「指定ページから入力し、完了表示まで進み、管理者側で通知を確認できる状態」のように書きます。テスト内容や実施可否はサイト管理者と事前に決めてください。
修正後は変更日と内容を記録します。表示や操作が直ったことと、検索流入や問い合わせが増えたことは分けて確かめると、次の改善を判断しやすくなります。
どこから調べるか迷っている方へ
当方のSEO・AIO100項目診断では、1サイト・1事業、代表5ページを対象に、確認結果と改善の優先順位を整理します。料金は10,000円です。
100項目のCSVと、優先して検討したい最大10件・修正例最大3点をまとめたPDFが対象です。対象外や確認できない項目は、その理由も記載します。サイトへの修正作業は診断の基本料金に含まれません。
最初の見積り相談は、次の3点からで大丈夫です。
【診断の相談メモ】
・サイトURL:
・現在いちばん困っていること:
・診断結果を使って決めたいこと:
修正担当者が未定でも、その旨をお書きください。購入前に対象ページと確認方法をすり合わせます。必要情報と対象範囲の確定後、5日程度が納品の目安です。検索順位やAI回答への掲載・引用を保証するものではありません。