同じ立場の人がいないサ責の悩み、壁打ち相手の見つけ方

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サ責になって間もない頃、いちばんつらかったのは業務の量ではなく、「同じ立場の人がいない」ことでした。
施設と違って、隣に同じ役割の人がいない。管理者には言いにくいことがあるし、ヘルパーさんには気を遣わなければいけない。相談したいのに、相談相手の顔が思い浮かばない。そんな状態が続くと、判断に迷うたびにひとりで抱え込んでしまいます。

私も新人サ責の頃はそうでした。だから今は、壁打ち相手を「探す」のではなく「仕組みで作る」ようにしています。

1. 管理者への相談は「愚痴」ではなく「確認」にする
 「どうしたらいいですか」と丸投げするのではなく、「こう考えていますが、事業所の方針として大丈夫ですか」と確認する形にします。管理者にとっても答えやすく、自分にとっても判断の根拠が残ります。相談の前に「決めたいこと」を一文にしておくのがコツです。

2. 事業所の外に、立場の近い人をひとり置く
 同じサ責の経験がある人、介護の仕事を理解している外部の相談相手など、事業所の人間関係から離れた人をひとり決めておきます。頻度は多くなくてかまいません。月に一度でも「今週の迷い」を話せる相手がいると、判断のブレが小さくなります。個人情報や事業所が特定される話は持ち出さず、一般化した「進め方」の相談にすることだけは守ります。

3. 迷いを「その場で決めない」ためのメモを持つ
 判断に迷ったときは、その場で答えを出そうとせず、「状況・困っていること・決めたいこと」の3つを短くメモします。メモがあると、壁打ち相手への相談が短く済みますし、後から振り返ったときに自分の判断の癖も見えてきます。

サ責の仕事は、ひとりで抱え込むほど判断が重くなります。逆に、相談相手がひとりいるだけで、同じ業務でも進め方が変わります。
「誰に聞けばいいか分からない」と感じたら、それは能力の問題ではなく、相談相手の仕組みがまだないだけです。まずは、管理者への「確認の一文」と、事業所の外の「ひとり」から作ってみてください。

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私は訪問介護事業所併設のサービス付き高齢者向け住宅で所長をしながら、
介護福祉士・元サ責として新人サ責さんの実務相談を受けています。
計画書の書き方、アセスメントの視点、シフト調整、ヘルパーへの指示・指導、
担当者会議の準備など、「誰に聞けばいいか分からない」ことを一緒に整理します。
気になる方は、プロフィールからサービスページをご覧ください。

(了)
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