朝、ヘルパーさんから「今日行けなくなりました」と連絡が入ると、頭の中が一気に慌ただしくなります。
代わりを探さなきゃ、利用者さんに連絡しなきゃ、今日の段取りを組み直さなきゃ——
全部同時にやろうとして、結局どれも中途半端になる。私も新人サ責の頃はそうでした。
今は、欠員が出たらまずこの3つだけを順番に決めるようにしています。
1. 代替が必要な訪問を洗い出す
今日の訪問のうち、時間をずらせないもの、必ず誰かが行かなければならないものを先に分けます。
利用者の希望時間とヘルパーの勤務可能時間、経験や得意分野、移動時間や連続訪問の無理がないかもここで見ます。
特定のヘルパーに負担が偏っていないかも、慌てているときほど確認したいところです。
2. 利用者・ご家族へ先に連絡する
代替の手配がつく前でも、変更がありそうな訪問については、利用者・ご家族へ先に連絡します。
「まだ調整中です」と伝えるだけでも、訪問直前の連絡よりずっと安心してもらえます。
ここで連絡を後回しにすると、後からの調整が何倍も大変になります。
3. 変更を「伝わり切る」まで確認する
シフト変更は、伝えたつもりが一番こわいところです。
利用者・ご家族・代わりのヘルパー・事務所内の全員に、変更が伝わったかを確認します。
「連絡した」ではなく「伝わった」までが、サ責の仕事です。
この3つは、運営基準(平成11年厚生省令第37号)第30条の勤務体制の定めと、
第28条第3項第6号の「訪問介護員等の能力や希望を踏まえた業務管理」を、
欠員が出た朝の順番に直したものです。
条文を覚える必要はありません。「洗い出す・先に連絡する・伝わり切るまで確認する」と
決めておくだけで、慌てた朝の判断がぶれにくくなります。
欠員対応で一番避けたいのは、ひとりで抱え込んでしまうことです。
代替が見つからない、利用者への連絡に迷う——そんなときは、
管理者や先輩に早めに相談するのも、サ責の仕事のうちです。
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私は訪問介護事業所併設のサービス付き高齢者向け住宅で所長をしながら、
介護福祉士・元サ責として新人サ責さんの実務相談を受けています。
計画書の書き方、アセスメントの視点、シフト調整、ヘルパーへの指示・指導、
担当者会議の準備など、「誰に聞けばいいか分からない」ことを一緒に整理します。
気になる方は、プロフィールからサービスページをご覧ください。
(了)