目移りしやすい私が人生の半分続けられている理由。

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私は現在32歳です。
トレーナーと管理栄養士という道を選んだのが17歳。

選びたい道が無数にあった16歳までとは、時間の使い方が変化したような気がします。

16年の間に道を変えたいと思ったことは1度や2度ではありません。

それでも続けられているのはなぜだろうと、自分なりに考え、3つが大きく浮かびました。

1.自分で選んだ道だから。
2.人・環境に恵まれたから。
3.目的と目標を分けているから。


本文章は『習慣化のコツ』のように書籍でもよく語られる方法論ではなく、『私が続けられている理由』を中心に綴っていくため、参考にはならないかもしれません。

まず、お伝えしておきたいことは、私が突出して運動ができたわけでも勉強ができたわけでもないということです。
昔から私を知る人に聞けば、10人中10人がパッとした印象を残していないでしょう。

私の場合は、得意なことで道を選んだわけではありません。
高校までの得意な科目は数学、美術。

部活動の影響で高校2年生には現在の道を選んでいました。
理由に関してはこちら『この道に進むきっかけ』 

私は強い人間ではないので、カラダがダメになったら「管理栄養士メインの仕事に戻そう」、ココロがダメになったら「全て辞めてうろつこう」、社会的地位を失ったら「海外に出よう」と自分にとって別の道がたくさんあることを思い出すようにしています。

世界がそこにしかないと思うとココロが窮屈になりますからね。


それでは、浮かんだ理由をもう少し深堀していこうと思います。

1.自分で選んだ道だから。
文字通り、だれかに言われて選んだ道ではありません。

私はとても負けず嫌いなのだと思います。
人に対してというよりも、自分に対してです。
だから、「自分で選んで、辞めんよな?」という強迫じみた思考が付きまとっています。

高校の部活動をする中で、思うようにいかないことが続き、投げられる言葉も当時の私にとっては、人としても否定されているように受けとめていました。

「なぜ?」はできない自分に対して、トレーニングに対して、コーチに対して、たくさんのものに湧きあがりました。
その「なぜ」を解消すること、そして、その『学生スポーツ』という場を変えるためにトレーナーと管理栄養士という手段を選びました。


2.人・環境に恵まれたから。
私にとっての恩師は、少し屈折してはいますが、部活動のコーチです。
詳しくはこちら『「恩師は誰ですか?」と聞かれて考えたこと。』  
これまでの人生で、その時々では恵まれていると言い切れない場面もあったのかもしれません。
家族や兄の友人、同級生、先輩後輩、スタッフ、お客様、たくさんの人や環境に触れる機会をもらって、たくさんの思考をもらいました。
「あれがあったから」という点は数えきれません。

「解釈だ」と言えばそれまでですが、人や環境が違っていれば、今の状況はではなかったことは確かです。


3.目的と目標を分けているから。
似たような意味として使われている場面をよく見聞きします。
辞書をだいぶ簡潔化すると『ゴールとゴールまでのチェックポイント』というイメージになりますかね。
目的と目標.png

私は『何のために』に辿り着くための『何を』1つずつクリアしていくかをしっかり分けて考えています。

目的『何のために』:学生スポーツという場を、それぞれの価値観で楽しめる・やってよかったと思える環境にする。

目標『何を』:管理栄養士取得、トレーナー資格取得。
17歳の私にとっては大きなことで、ある程度の年月を要する目標でした。
ただ、32歳の私にとってこの目標は最低条件で、そのツールを使いつつ、次の目標をクリアしていく必要があります。

目標はその時々で変化しますし、途中で優先度が低いと判断したものは辞めています。

目的と目標が混同していると、私は継続できていないことになるでしょう。

軸がぶれなければ、継続できなくても「OK!」と思うと少し視野が広がります。


私の場合は、不思議な義務感のような感覚もありながら続けています。
「16年間やったからこのまま続ける。」となるかはわかりませんが、今のところ想いは強いままなので、このままやっていきます。

以上が『私が人生の半分続けられている理由。』です。
参考にはならないでしょうが、お読みいただきありがとうございました。



【ある日の相談】
私は仕事の相談を受けることが多く、ある日は「夢だから頑張ってきたけど、辞めようと思う。」というものがありました。

「その職業に就くことが夢だったの?」
「何をしたくてその職業を選んだの?」
こんな質問すると、
「人を元気にしたくて、この職業を選びました。」
と回答してくれました。

相談してくれた人は、その職業を辞めることが夢から逃げていると感じて、苦しんでいたようです。
しかし、自身の回答で「逃げ」とは違うことに気が付きました。

道はたくさんあります。

一度離れることで見えるものもあります。

その人は今とても楽しいと口にし、笑顔を見せてくれました。
そして、またその職業でやっていきたいとも言っていました。
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