日銀がETFを買い入れるのはなぜか?

日銀がETFを買い入れるのはなぜか?

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マネー・副業
昨日は、日経平均が1日で1000円以上上がるなど、
コロナの影響で経済がまだコロナ前に戻っていないにも関わらず
株価についてはすっかりコロナ前に戻ってしまいました。

株価は利益に連動するので、
実体経済を反映するのが本来株価なのですが、
そこに乖離が生まれています。

この大きな要因に日銀による金融緩和があります。
具体的には国債や外国為替、ETFの買い入れなどです。

殊、株価という事に関してはETFの買い入れが一番影響しています。

これにより、本来損をするはずの投資家も儲かったりしており、
お金が投資家にどんどんばらまかれていると言われている要因だったりもします。

この辺のからくりを本日は解説したいと思います。

●日銀の役割とは

我々が普段お金を預けたり、融資を受けたり、利用している民間の銀行は、「市中銀行」と呼ばれます。
それに対し、日本銀行(日銀)は、日本の「中央銀行」であり、国の金融の中核を担います。日銀の中央銀行としての役割には以下の3つがあります。

1.発券銀行としての役割
中央銀行は、その国で唯一、紙幣の発行量を調整することができる銀行です。
金利は貨幣(現金+預金)の流通量と相関があり、紙幣の発行により貨幣供給量が増えれば金利が低下し、その反対に貨幣供給量を減らせば金利は上昇します。

2.政府の銀行
政府は日銀に口座を保有しており、政府の資金はその口座で収支を行っています。

3.銀行の銀行
中央銀行は市中銀行から預金を受け入れたり、貸出を行っています。
この取引により、一時的な資金不足による倒産などの混乱を防ぎ、その役割を円滑に果たせるようにしています。

これらの役割を通して、日銀は「物価の安定」を図ることと、「金融システムの安定」に貢献することを目的としています。


●日銀がETFを買い入れるのはなぜか?

日銀は、ETFだけでなく日本の国債やREIT(不動産投資信託)などの金融資産を買い入れています。
これらの買い入れを通して市場にお金を供給することで、市場の資金循環の改善や、
金利の低下、企業の資産価格の上昇といった効果により、「物価の安定」と「金融システムの安定」を目指しています。
*日銀によるETFの買い入れは2010年にスタートし、初年度は4500億円程度でしたが、
年々増加し、直近では3/16に新型感染症拡大の影響を踏まえた金融緩和の強化という事で、年間約12兆円に相当する残高増加ペースを上限に、積極的な買入れを行うとされました。上述の通り日銀はお金を発券する機能を有しているので、正直いくらでもお金を株式市場にばら撒く事が出来ます。


●日銀がETFの買い入れを行うとなぜ日経平均など株価が上がるのか?

ETFとは上場投資信託の事ですが、日銀の金融緩和の対象となるのは、
「東証に上場する企業のみを組み入れた指数に連動する銘柄」とされています。
具体的には以下の3つの指数に連動する銘柄(上場投資信託)になります。
・東証株価指数(TOPIX)
・日経平均株価(日経225)
・JPX日経インデックス400

例えば、日経平均株価に連動するETFには
「1330 - 上場インデックスファンド225」があります。
これを日銀がお金を刷ってどんどん買うわけです。
*ちなみに、この銘柄は上場されているので当然個人でも購入可能です。

ただ、ここで注意しなければいけないのはこの銘柄はあくまで東証に上場している1銘柄に過ぎないので、これを日銀が買いまくる事により直接的に日経平均株価が押し上げられる訳ではありません。

しかし、当該ETFと日経平均株価を構成する銘柄の株価に乖離があれば機関投資家などによって裁定取引が行われ結局「1330 - 上場インデックスファンド225」の値に日経平均が近づくという事になります。

よって、日銀がETFを買えば日経平均を中心に株価は上がるのです。


●まとめ

そのため、投資初心者の方などどの銘柄を買えばよいかという個別銘柄の分析が苦手な方や、
リスクヘッジをしたい方などはとりあえず下がったら日銀が無尽蔵にお金を刷りまくって買ってくれる以下のETFなどを買っておけば一番リスクは少ないかと思います。
<東証株価指数(TOPIX)に連動するETF>
1308 - 上場インデックスファンドTOPIX
<日経平均株価(日経225)に連動するETF>
1330 - 上場インデックスファンド225
<JPX日経インデックス400(JPX日経400)に連動するETF>
1592 - 上場インデックスファンドJPX日経インデックス400 



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