世界で1世帯あたりの純資産が最も多い国ランキング

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マネー・副業
OECDが発表している1世帯あたりの純資産平均額ランキングで日本は4位(9万570ドル)に入っています。

1位はアメリカ(17万6076ドル)で、2位はスイス(12万8415ドル)です。
この辺の国は何となくお金持ちのイメージはありますが、
3位のベルギーや5位がスウェーデンというのは少し意外な感じがしました。

特にスウェーデンは社会福祉を充実させるため、
税金が高くお金は中々貯まりにくいのではないかというイメージがあったからです。
*ちなみに上記は不動産を入れない金融資産での比較です。

というのも、
スウェーデンの消費税率は25%で、
税金と社会保険料を合わせた所得に対する割合の平均は約6割ですが、

日本は消費税率は10%で、
税金と社会保険料を合わせた所得に対する割合の平均も約4割です。

ここを見ると、日本の方がお金が貯まりそうな感じがしますが、
純資産の額はほとんど同じです。


純資産の額が同じにも関わらず、学費はタダで、医療費は大人でもMAX年間3万円程度という社会保障の充実ぶりです。


個人的に、この要因は二つあるのかなと思ったのですが、
調べてみるとスウェーデンの平均年収というのは600万円ぐらいで、
日本より150万円ぐらい実は多いです。

又、2004年に相続税が撤廃されたそうで、
代々築いた資産を無税で引き継ぐ事が出来ます。

この2つの要因により、
社会保障が充実している上に、持っている金融資産(純資産)の額も日本と同じという
幸福度ランキング上位に位置するのもうなづける結果となっているのだと思いました。


ただ、
これは日本でも地方で年収600万円ぐらい稼げていれば同じような感じに外形的にはなれる気がしました。

というのも、日本も相続税が高いと言われたりしますが、
累進課税なので、3000万円以下は15%です。

地方の不動産は都心に比べ安く、
金融資産と合わせても相続対象が3000万円以下というのはザラだと思います。
よって、無税ではないですが親の資産をほぼ受け継ぐ事が出来、資産は貯まりやすい状況にあると考えます。

又、都心だと学費の高い私立の学校に行くという選択肢も一般的だと思いますが、
地方だと進学高も含め学費の安い国公立に行く人が圧倒的に多いかと思います。
*ちなみに私も小学校から大学まで全て国公立です。

すると、これもタダではありませんが、
私立に行く事に比べれば学費はかなり抑えられるかと思います。


昨日、久保くんの話を例に一人の力で変える事ので出来ない外部環境と、
自己の思考と行動で変えられる内部環境の話をさせて頂きましたが、
こういった国の制度も外部環境なので、自分で変える事は出来ません。

が、当該外部環境の中でも、
他の優れている外部環境の例を参考に
どこに住むかや、どういった稼ぎ方をするなど、
内部環境を変える事により、
同じ外部環境でも結果に差を付ける事は可能だと考える次第です。


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