口コミ評価は高いのに予約が増えない理由

口コミ評価は高いのに予約が増えない理由

記事
ビジネス・マーケティング
「口コミ評価は悪くないのに、なぜ予約が増えないのだろう?」

宿泊施設を経営していると、そんな疑問を感じることがあります。
料理や接客を褒める口コミが多く、総合評価も決して低くない。それでも、思うように予約が伸びない――。

この場合、「もっと評価を上げなければ」と考えがちですが、問題は口コミの点数ではないかもしれません。
口コミは、宿の信頼性を高める重要な材料です。しかし、高評価があるだけで、お客様が自動的に宿を見つけて予約してくれるわけではありません。
口コミは「予約を増やすエンジン」というより、お客様が最後に決断するための「後押し」に近いものです。
今回は、口コミ評価が高いのに予約が増えない理由を5つに分けて解説します。

ブログ用2.png


■理由1 そもそも宿を見つけてもらえていない

どれだけ高い評価が付いていても、検索結果で表示されなければ、お客様に口コミを読んでもらうことはできません。
お客様は一般的に、

「地域を決める」
「日程と人数を入力する」
「検索結果から気になる宿を選ぶ」
「写真やプランを見る」
「口コミを確認する」
「予約する」

という流れで宿を探します。
口コミが読まれるのは、宿が候補に入った後です。
検索結果で表示される回数が少ない、または表示されても最初の写真やプラン名に魅力がなければ、口コミを見てもらう段階まで進みません。
まずは「評価が高いか」だけではなく、「その評価を見てもらえているか」を確認する必要があります。


■理由2 評価は高くても、選ぶ理由が伝わっていない

総合評価4.8という数字は安心材料になります。
しかし、その数字だけでは、

「誰におすすめの宿なのか」
「どんな旅行に向いているのか」
「他の宿と何が違うのか」

までは伝わりません。
例えば、料理を褒める口コミが多くても、料理写真が後ろに配置されていたり、プラン名に料理の魅力が書かれていなかったりすると、宿の強みが十分に伝わりません。
口コミで評価されている魅力と、宿が販売ページで打ち出している魅力が一致しているかを確認してみてください。
お客様が実際に喜んでいる部分こそ、自館が優先して伝えるべき強みです。


■理由3 口コミの内容が、次のお客様に合っていない

口コミは、点数だけでなく「誰が、何を評価しているか」が重要です。
夫婦旅行を検討している人にとって、団体旅行の口コミだけでは、自分が宿泊する場面を想像しにくいことがあります。
子ども連れのお客様なら、

・子ども用の食事はあるか
・館内で安心して過ごせるか
・スタッフが子どもに慣れているか
・海や観光地への移動は便利か

といった具体的な情報を求めています。
高評価の口コミが多くても、狙っているお客様が知りたい内容と一致していなければ、予約の決め手にはなりにくいのです。
自館が集めたいお客様と、現在口コミを書いてくれているお客様が一致しているかを確認する必要があります。


■理由4 口コミが古い、または件数が少ない

高評価でも、直近の口コミが数年前のものだったり、評価件数が極端に少なかったりすると、お客様は不安を感じます。

「現在も同じサービスなのだろうか」
「料理や設備は変わっていないだろうか」
「最近利用した人の感想を知りたい」

と考えるからです。
大切なのは、評価の高さだけではありません。

・最近の口コミがあるか
・一定の件数が蓄積されているか
・食事、接客、清潔さなどの具体的な感想があるか
・良い口コミにも悪い口コミにも丁寧に返信しているか

といった点も、宿の信頼性を左右します。
無理に高評価をお願いする必要はありません。
宿泊後に感想を投稿できることを自然に案内し、お客様が口コミを書きやすい環境を作ることが大切です。


■理由5 予約直前の不安を解消できていない

口コミを読んで宿に興味を持っても、予約ページに疑問が残っていると、お客様は最後の一歩を踏み出せません。
例えば、

・料金に何が含まれているか分からない
・料理内容が具体的に書かれていない
・子ども料金や食事の有無が分かりにくい
・チェックイン時間や送迎条件が不明
・キャンセル条件が分かりにくい
・部屋や設備の写真が少ない

といった状態です。
口コミが信頼を作っても、予約ページの説明が不十分なら、お客様は「もう少し分かりやすい別の宿」を選ぶ可能性があります。
高評価は不安を減らしますが、予約に必要な情報の不足までは補ってくれません。

ブログ用3.png


■口コミを予約につなげるために確認する5項目

口コミ評価が高いのに予約が増えない場合は、次の5つを確認してみてください。

1.検索結果から宿のページを見てもらえているか
2.口コミで褒められている魅力を写真やプラン名に反映しているか
3.来てほしいお客様に合った口コミが掲載されているか
4.最近の口コミが継続的に増えているか
5.予約直前の疑問や不安をページ内で解消できているか

特に重要なのは、口コミを「集めて終わり」にしないことです。
料理が何度も褒められているなら、料理写真を前に出す。
子どもへの対応が評価されているなら、家族向けプランに反映する。
接客が評価されているなら、宿の考え方やおもてなしを紹介する。
口コミは、お客様から届く感想であると同時に、自館の強みを見つけるための貴重なデータです。

口コミの点数ではなく、予約までの流れを見る
口コミ評価が高いことは、宿に魅力がある証拠です。
それでも予約が増えないのであれば、宿の価値が足りないのではなく、

「見つけてもらう」
「興味を持ってもらう」
「違いを理解してもらう」
「不安を解消する」
「予約してもらう」

という流れのどこかが止まっている可能性があります。
口コミだけを改善するのではなく、写真、プラン名、ターゲット、予約ページ、SNSなども含めて、予約までの導線全体を確認することが大切です。

「口コミ評価は悪くないのに予約が増えない」
「自館の強みをうまく伝えられていない」
「どこから改善すればよいか分からない」

そんな宿泊事業者の方に向けて、予約が増えない原因の見つけ方と具体的な改善手順を、実践教材にまとめました。
口コミ、競合施設、ターゲット、写真、プラン名、SNS、予約導線などを順番に確認し、自館が最初に改善すべき場所を見つけられる内容です。

▼教材の詳しい内容はこちら

高評価の口コミは、宿にとって大きな財産です。
その財産を「良い評価」で終わらせず、次の予約につながる形で活用していきましょう。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す