求人票の「未経験歓迎」「研修充実」を、どう読むか|言葉ではなく、書いてある量を見る
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現役エンジニア × 国家資格キャリアコンサルタントの yoshi_career です。日系企業から外資系IT企業に移り、いまも現場でエンジニアとして働いています。福岡在住です。
「未経験歓迎の求人がたくさんありますが、どれも同じに見えます」
未経験から探していると、どなたも行き当たります。どの求人票にも似た言葉が並んでいて、違いが分かりません。
見るところを変えると分かれます。言葉の裏を読むのではなく、書いてある量を見てください。
「未経験歓迎」は、どこまで本当か
まず前提として、「未経験歓迎」は「教える体制がある」という意味ではありません。 「応募できる」という意味です。
ここを取り違えると、入ってから「聞いても誰も教えてくれない」という状態になります。
確かめるべきなのは言葉ではなく、実績です。
「直近1年で、未経験の方を何名採用されましたか」
面接で聞いて構いません。数が出てくる会社は、受け入れた経験があります。答えが曖昧なら、未経験の採用自体が初めての可能性があります。
初めてが悪いわけではありません。ただ、教え方がまだ無いということは知っておいたほうがいいです。
研修は、期間と中身が書いてあるか
「研修充実」「手厚いサポート」だけなら、情報はゼロです。
書いてある求人票には、次のどれかが入っています。
・研修の期間(1か月、3か月など)・研修の内容(座学か、実機か、何を扱うか)・研修後の配属の決まり方
このうち2つ以上が書いてあれば、まだ確かめられる求人票です。 ひとつも無いなら、面接で全部聞くことになります。
なお、研修中の給与は出るのが前提です。 雇用契約を結んで入社している以上、研修の期間も労働時間になります。ここを心配する必要はありません。
代わりに確かめる価値があるのは、客先常駐(SES)で入る場合の、待機期間中の給与です。案件が決まるまでの間、どう扱われるか。ここは会社によって違います。面接で聞いて構いません。
給与レンジの幅を見る
未経験向けの求人票では、ここがいちばん誤解を生みます。
下限の額が、実際の提示額になることが多いです。上限は経験者や、数年後の想定を含んでいます。
幅が広すぎる求人(たとえば月給20万〜50万)は、未経験と経験者を同じ求人票で募集している形です。自分がどちらの枠で見られるかを確認してください。
あわせて見るのはみなし残業です。何時間分が含まれているか。40時間を超えている場合は、その前提で働く想定だということです。
配属先が決まっているか
「配属先はご経験に応じて決定します」。入ってみないと分からない、という意味です。
これ自体は珍しくありません。ただ、聞いておく価値はあります。
・配属はいつ決まるか・希望は出せるか、通ることがあるか・直近で入った方は、どこに配属されたか
3つ目が具体的に返ってくるかどうかで、だいぶ分かります。
面接で聞く4つ
長く聞く必要はありません。この4つで足ります。
① 直近1年で、未経験の方は何名入られましたか② 研修はどのくらいの期間で、終わったあとは何をしますか③ 配属はいつ、どのように決まりますか④ 同じ入口で入られた方は、3年目にどんな仕事をされていますか
いちばん効くのは④です。 自分の3年後がそのまま見えます。ここで答えが詰まる会社は、定着していないか、同じ業務のままかのどちらかであることが多いです。
聞きにくいと感じるとき
「評価が下がるのでは」と心配される方が多いのですが、この4つは条件交渉ではありません。 業務内容の確認です。
それでも気になるなら、前置きを一言つけてください。
入社後のイメージを持ちたいので、差し支えなければ伺えますか。
これを聞いて不機嫌になる会社は、入ってからも同じ対応になります。 聞いた時点で、ひとつ分かったことになります。
求人票から読み取れる範囲と、面接で聞かないと分からない範囲は、はっきり分かれています。迷う求人があれば、第三者に見てもらうと論点が整理しやすくなります。
まとめ
・言葉の裏を読まず、書いてある量を見る・「未経験歓迎」は「応募できる」という意味。教える体制があるとは限らない・研修は期間・内容・配属の決まり方のうち、いくつ書いてあるかで見る・研修中の給与は出るのが前提。心配するなら、客先常駐の待機期間中の給与のほう・給与は下限が提示額になりやすい。幅が広い求人は、自分がどちらの枠か確認する・みなし残業の時間数を見る・面接で聞くのは①未経験の採用実績 ②研修 ③配属 ④3年目に何をしているか・いちばん効くのは④。自分の3年後がそのまま見える
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