「担当していました」しか書けない人の、職歴の掘り起こし方|思い出す順番を変えると出てきます

「担当していました」しか書けない人の、職歴の掘り起こし方|思い出す順番を変えると出てきます

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IT・テクノロジー
現役エンジニア × 国家資格キャリアコンサルタントの yoshi_career です。日系企業から外資系IT企業に移り、いまも現場でエンジニアとして働いています。福岡在住です。
「職務経歴書を書こうとすると、『〇〇を担当していました』しか出てきません」
これも、書類の相談でとても多い状態です。ご自身では「書くような実績がない」とおっしゃるのですが、話を聞いていくと、たいてい出てきます。
書くことがないのではなく、思い出す順番が違うだけだと思っています。

「実績」から思い出そうとすると、止まる


多くの方は、まず「実績は何か」と考えます。
ところが、実績という言葉は大きすぎます。売上を伸ばした、プロジェクトを成功させた、といった話が頭に浮かんで、「自分にはない」で終わってしまいます。
思い出す入口を、もっと小さくする必要があります。

掘り起こすための5つの質問


手が止まったときは、この5つを順番に考えてみてください。実績を思い出そうとするのではなく、日々の作業を思い出すのがコツです。
① 直近3か月で、いちばん時間を使った作業は何か② その作業で、困ったこと・面倒だったことは何か③ そのために、やり方を変えたことはあるか④ 誰かに教えたこと、聞かれたことはあるか⑤ 引き継ぎをしたとき、何を伝えたか
③と⑤からは、たいてい何かしら出てきます。
やり方を変えたということは、自分で判断したということです。引き継ぎで伝えたことは、その仕事で重要な点を自分が理解しているということです。どちらも、書類に書ける材料です。

「工夫」は小さくていい


出てきたものを見て、「こんな小さなことは書けない」と思われることがあります。ただ、採用側が見ているのは規模ではありません。
実際に書類でよく評価されるのは、こうした内容です。
・毎回同じ説明をしていたので、手順書を作った・ミスが起きやすい箇所に、確認の手順を足した・問い合わせの内容を記録して、多いものから対応した・後任が困らないように、判断の基準をメモに残した
派手さはありませんが、どれも「仕事の進め方が分かっている人」に見えます。 未経験からの転職では、ここが効きます。

数字は、売上でなくていい


「数字を入れたほうがいい」と言われて詰まる方も多いです。売上や%を持っている職種のほうが、むしろ少ないと思います。
数字は、この4つのどれかで書けます。
頻度:月20件、1日平均10件時間:30分かかっていたものが15分に人数:5人のチーム、新人3人の教育変化:問い合わせが減った、やり直しが減った
正確な統計でなくて構いません。規模感が伝わればいいのです。

書く順番は「担当 → 判断 → 結果」


材料が出たら、1行ずつ並べます。
・〇〇の運用を担当(月20件程度)・手順が人によって違い、確認漏れが起きていたため、チェックリストを作成・確認漏れの再発がなくなり、新しく入った人でも対応できるようになった
このように、担当した事実 → 自分の判断 → その結果の順に並べるだけで、読める書類になります。

やりがちな失敗


会社の紹介を書いてしまう事業内容の説明が長く、本人が何をしたのかが分からない書類をよく見ます。会社紹介は1〜2行で足ります。
職務要約が長すぎる冒頭の要約は3〜4行で十分です。ここが長いと、読む側が疲れます。
一人で掘り起こすのが難しい場合は、誰かに質問してもらいながら話すと出てきやすいです。書いたものを第三者に見てもらうのも有効です。

まとめ


・「実績」から思い出そうとすると止まる。日々の作業から思い出す・やり方を変えたこと・引き継いだことには、自分の判断が入っている・工夫は小さくていい。手順書、チェックリスト、記録でも十分評価される・数字は売上でなくてよい。頻度・時間・人数・変化で書ける・並べ方は担当 → 判断 → 結果・会社紹介と職務要約は短く。長いほど読まれなくなる


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