AIで面接対策をした人が、面接で落ちる理由|想定問答を覚えるほど落ちやすくなります

AIで面接対策をした人が、面接で落ちる理由|想定問答を覚えるほど落ちやすくなります

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IT・テクノロジー
現役エンジニア × 国家資格キャリアコンサルタントの yoshi_career です。日系企業から外資系IT企業に移り、いまも現場でエンジニアとして働いています。福岡在住です。
「ChatGPTに想定質問を出してもらって、回答を全部用意しました」
面接前のご相談で、こう言われることが増えました。準備としては正しい方向だと思います。ただ、そのまま臨むと、かえって不利になることがあります。
理由は単純で、面接官が見ているのは回答ではないからです。

用意した回答は、たいてい2手目で崩れます


面接は、質問と回答の往復ではありません。1つの話を掘っていく作業です。
たとえば「志望動機を教えてください」と聞かれたとします。ここは誰でも準備しています。問題はその後です。
・「なぜその中で、うちなんですか」・「それは他社でも実現できませんか」・「実際に、そう思ったきっかけは何かありましたか」
3手目くらいで、用意していない領域に入ります。 そして面接官が本当に聞きたいのは、まさにこの3手目です。
用意した回答をそのまま出せたかどうかは、評価対象ではありません。用意していない質問に、その場でどう答えたかを見ています。

AIの回答は、なぜ深掘りに弱いのか


AIに「志望動機を作って」と頼むと、きれいな文章が返ってきます。ただ、そこにはあなたが実際に経験していないことが混ざります。
混ざったまま暗記すると、掘られたときに答えられません。自分の記憶にない話なので、当然です。
そして面接官は、それを見抜くのが仕事です。何百人と面接していれば、「この人はいま思い出しているのか、思い出そうとしているのか」の違いは分かります。
つまり問題は、AIを使ったこと自体ではありません。自分の中にない話を持ち込んでしまったことです。

「一貫していない」がいちばん多い落ち方


もうひとつ、実際によく見る形があります。
書類はAIに整えてもらい、面接の想定問答も別途AIに作ってもらう。この2つが噛み合っていないパターンです。
・職務経歴書には「チームのリーダーとして」と書いてあるのに、面接では「言われたことをやっていました」と話してしまう・書類では「効率化に取り組んだ」とあるのに、具体例が出てこない
面接官は、書類を見ながら質問します。 書いてあることと話す内容がずれると、そこが最大の減点になります。
これは能力の問題ではなく、準備の分断です。書類と面接を別々に用意すると、こうなります。

では、AIをどう使うか


否定しているわけではありません。使い方の順序だと思っています。
① 先に、自分で書き出す経歴の中で「自分で判断したこと」を、思いつくまま書き出します。うまく書けなくて構いません。素材は自分の中からしか出てきません。
② AIには「質問させる」回答を作らせるのではなく、深掘りの質問を出させます。 「この経歴に対して、面接官が突っ込みそうな質問を10個出して」と頼むと、かなり実戦的なものが返ってきます。
③ 答えられない質問を見つけるここが本題です。答えに詰まった質問こそ、本番で聞かれると困る質問です。そこだけ、自分で考えて埋めていきます。
④ 声に出す書けても話せないことは、よくあります。書き言葉と話し言葉は別物なので、一度は口に出しておいたほうが安全です。
つまり、AIは回答を作る道具ではなく、穴を見つける道具として使うのが向いていると思います。

面接官は完璧さを求めていません


最後にひとつ。
準備しすぎている方ほど、「うまく答えなければ」と考えて硬くなります。ただ、すらすら答えられることが評価されるわけではありません。
「そこは考えたことがなかったので、少し考えてもいいですか」と言える人のほうが、印象は良いことが多いです。分からないことを分からないと言えるかどうかは、入社後の働き方にそのまま出るからです。
用意した答えを再生する場ではなく、その場で考えられる人かどうかを見られていると捉えたほうが、結果的にうまくいくと思います。
書類の内容と、面接で話す内容が食い違っていないか。ここは一人だと気づきにくい部分なので、第三者に見てもらうことをおすすめします。

まとめ


・面接官が見ているのは回答ではなく、用意していない質問への答え方・用意した回答は2〜3手目の深掘りで崩れる・AIの回答には自分が経験していないことが混ざる。暗記すると掘られたときに答えられない・書類と面接を別々に準備すると、一貫性がなくなる。面接官は書類を見ながら聞く・AIは回答を作る道具ではなく、穴を見つける道具として使う・すらすら答えることは評価されない。その場で考えられるかどうかを見られている


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