「向いている仕事がわからない」から抜け出すキャリア支援を行う、国家資格キャリアコンサルタントの井上です。2時間の構造化インタビューで“腹落ちする適職”を言語化します。
「人の役に立てる仕事がしたい」
「誰かを助ける仕事がしたくて、その職業を選んだ」
そう思って就いた仕事なのに、なぜかモヤモヤする。
自分には向いていない気がする。けれど、誰かのためになっているのは事実で、「これでいいのか」もよく分からない——。
こうした相談を、これまで何度も受けてきました。
今回は、そんな「人のためになりたい」という気持ちがあっても仕事がしんどくなる理由と、それをどうやって乗り越えればいいかを、具体的な事例とともにご紹介します。
この記事が、「誰かのために働きたい」と思っているのに、なぜか苦しさを感じている方のヒントになれば嬉しいです。
「人のためになる仕事」が苦しくなる理由
実は、「人のためになることがしたい」と考える人ほど、ある“思い違い”に陥りやすい傾向があります。
たとえば、ある方は「少数派で困っている人の力になりたい」という想いから、警察官という職業を選びました。
しかし、日々の業務を通じて感じたのは、
• 困っている人だけでなく“追及する相手”と向き合わなければならない
• 現場で強い意志を持ち続けることに精神的負担がある
• 「取り締まる」という立場が、自分には合っていないかもしれない
という違和感。
「人のためになることはできているはずなのに、なぜかつらい」
このようなギャップを感じる人は、実は少なくありません。
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キャリア選択で本当に見るべき“2つの軸”
キャリアを考える上で大事なのは、
✔︎ 誰のために働きたいのか
✔︎ どう関わるのが自分にとって“自然”か
この2つをセットで考えることです。
「誰かの役に立ちたい」という“目的”は、キャリア選択の出発点としてとても大事です。
ですがそれだけで職種を選んでしまうと、自分に合わない「関わり方」を求められ、心や体をすり減らす原因になります。
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自分の「関わり方」を探す方法
では、自分に合った「関わり方」はどう見つければよいのでしょうか?
ヒントは、以下の2つの問いにあります:
1. 過去、自分が人のために何かをして“嬉しかった”経験は?
2. 過去、自分が苦しいときに“助けられた”経験は?
この2つの体験から、自分にとって“無理なくできるスタンス”が見えてきます。
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実例:言葉にできない思いを代弁された経験
ある方の話を紹介します。
その方は、長く悩みを抱えつつも、それをうまく言葉にできず、誰にも話せないまま苦しんでいました。そんなときに救ってくれたのは、「音楽」だったと言います。
音楽に乗せられた歌詞が、自分の気持ちを代弁してくれているように感じた。
「言えなかった思い」を他人が“言葉にしてくれた”ことが、何よりも救いになった。
この経験があったからこそ、今度は「自分がそういう代弁者になりたい」と思ったそうです。
ここで重要なのは、「音楽を作ること」でも「誰かの悩みを解決すること」でもなく、「抱えている気持ちを代弁するスタンス」こそが、その人にとっての“自然な関わり方”であろう、という点です。
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向いている仕事に必要なのは、“目的”と“スタンス”の一致
このように、「人のためになりたい」という想いがあっても、
• 「代弁する」ことが自然な人と、
• 「厳しく正す」ことが得意な人とでは、
向いている職業がまったく異なります。
大事なのは、「何のために働くか」だけでなく、「どう関わると自分が自然体でいられるか」までをセットで考えること。
これができてはじめて、「向いている仕事」を見極めることができます。
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まとめ:過去の体験にヒントがある
もし今の仕事が「誰かのためになっているはずなのに、なぜか苦しい」と感じるなら、
• 過去の“嬉しかった体験”
• 過去の“助けられた体験”
この2つを丁寧に振り返ってみてください。
そして、「自分はどんなスタンスで関わるときに心地よさを感じるのか?」を見つけること。それが、向いている仕事のヒントになります。
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ここまで読んでくださりありがとうございました。
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