理工学生として、コロナ対策を考える!

記事
学び

いつもは、英訳・和訳等のコンテンツを配信していますが、今日は本職である理工学生としてのブログ投稿です!
私は現在、東京大学で大学院生として生物関連の研究に励んでおりますが、コロナの大流行に伴って今まで学習してきた生物学の知識を振り返ることでコロナやそれに伴った弊害への対策ができるのではないかと考えておりました。

その中で個人での対策として意識するべき大事なポイントが三つあると感じております!
それは、「消毒」「運動」「食事」です。
「当たり前かよ!!」と思われるでしょうが、この三つに対して正しい知識をつけることはウイルスやその他の病気から身を守る上で非常に大事なのです!
本日は、正しい消毒について自身の知識から伝えさせていただきたいと思います。

・「消毒」
 東京都などではアルコール消毒はどの店でも売り切れで、やっと見つけてもマスクと並んで高値で売られていることが度々あります。それほど、消毒の重要性は認識されていて、意識して積極的に消毒をしている、という方がほとんどでしょう。
 ですが、消毒で重要なのは「アルコール濃度」と「浸潤時間」であるということを知らない方も少なくはないのでしょうか。
 アルコールは細菌の細胞膜やウイルスのエンベロープを破壊することで殺菌・殺ウイルス効果を示しますが、そのような除去効果を高めるために必要なアルコール濃度は70~90%(種によって異なる、アルコールが効かない場合もある)であると言われております。市販で売られている「アルコール入りジェル」などはアルコール60%濃度やそれ以下のものが見られ、高濃度のアルコール消毒液と同等の効果が得られないと考えられます。
 さらに、アルコール消毒は時間とともに効果が変化することが実際に実験的にわかっております。濃度の濃いアルコール溶液を用いて消毒を行っても、即座に拭いてしまっては除菌効果はあまり得られません。アルコールをかけてから30秒から1分ほど待つことでアルコール分子が細菌の細胞膜やウイルスエンベロープを攻撃する時間を作ってあげることが必要なのです!

 手短に説明させていただきましたが、この記事を読んでいただいて少しでも正しい消毒に関して知識をつけていただければと思います!
次回は、コロナ対策における「運動」について少々お話できればと思っております!ぜひそちらもご確認ください!

4/25 James Borg
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す