肌の印象で年齢よりも若く見えたり、印象が明るく見えたり、逆にくすんでいると疲れているように見られたりということがあります。
いつもしっかりとケアされていて、素肌が綺麗!と言うのが理想ですが、一見キレイに見えても、超乾燥肌だったり、肌には悩みがある方が多いです。
私たちメイクアップアーティストもそれぞれベースメイクにはこだわりがあります。
ファッション系の撮影を多くしているメイクアップアーティストは薄めのナチュラルな肌を好み、セレブ、コマーシャル系の仕事が多いメイクアップアーティストはしっかりと、寸分の隙もない肌作りをする方が多いように思います。
さて、そのベースメイクですが、大抵の方がファンデーションやコンシーラーを塗っていく前段階の肌の準備が出来ていないように思います。
スキンケアの段階で
“お風呂上がりのような潤った肌”
を作ることができれば、それだけで肌のトーンが上がり透明感が出ます。
手のひらが肌に吸い付くようなモチっとした、潤った肌とでも言いましょうか。
これをできれば、ベースメイクの量も少なくて済み、メイクのモチも格段に違います。
この準備ができていない肌にファンデーションを塗ろうとするとノリが悪いので、量も多く必要になり、塗れば塗るほど、崩れやすい要因になります。
そして、塗った直後から、肌が乾燥していくということが起きます。
また、必ずクリームなどは肌にしっかりと浸透、なじませてからベースメイクを始めることも大前提のひとつです。
ここでしっかりクリームが肌に馴染んでいないと、ファンデーションがなじむ以前に崩れが始まります。
「色々なファンデーションなどを試してみたけど、ベースメイクがイマイチうまくいかない。」という方は是非この準備段階を見直してみてはいかがでしょうか。
まず、使用するものですが日本では化粧水、クリーム(乳液)、美容液を全て使う方もいるようですが、アメリカやヨーロッパではクリームだけ、という方も多く見受けられます。
ここは人それぞれですが、クリームだけで物足りないという方は、化粧水や美容液を使用しても良いと思いますし、皮脂が多い方は冬場でも軽めのクリームをつけることをオススメします。
私のオススメとしては、クリームだけでも構わないのですが、ますはじめにBiodermaなどのふき取り化粧水(ミセラウォーター)を使用すると肌がスキンケアを受け入れる準備になり、より効果的にスキンケアができると思います。
少し用途は違いますが、EvianやAveneなどのウォータースプレーでも構いません。
やはり肌に水分を与えてあげると肌が柔らかくなります。
メイクにはこれをするだけで簡単に綺麗になる、といういくつかのポイントがあります。
それをこちらでお伝えしていきたいと考えております。
現在は自宅待機しておられる方もたくさんいると思いますが、ぜひこの機会にご自分のメイクを私とともに見直してみませんか。
お読みいただき有難うございました。