賢者は歴史に学ぶ第三弾! 岡崎久彦氏著 陸奧宗光(上)(本)

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コラム
戦後No1の元外交官が真実の歴史を求めて、記述した本です。政治は結果責任です。岡崎久彦氏によれば、「この陸奧宗光伝を書くにあたって、私が心がけたことは、ただ1つだけと言っても良い。それは、陸奧という人間と彼が生きた時代を、出来るかぎり、正確に、ありのままに、読者にお伝えするということである。」と本書のまえがきで述べております。
 その理由は、「従来とも、私が気になってしかたがないことの1つは、歴史小説や、テレビの大河ドラマなどを見ていると、登場人物が、その時代の人がするはずのない考え方をして、言うはずのないせりふを言っていることである。」このようなことを続けていると、「日本人の記憶の中から、歴史の中の過去の真実というものが失われてしまうのではないかと思うのである。」以下、本書を紹介します。

書名:陸奥宗光(上巻)
著者:岡崎久彦
出版社:PHP研究所
発行日:1987年12月4日
定価 1500円

内容 近代日本外交の礎を築いた陸奥宗光。条約改正、日清戦争と下関条約、そして三国干渉と、激動の時代にあって日本の命運をになった男の生涯を描いた記念碑的労作!
目次
1. 行路難-父宗広の幽囚、時に宗光10歳。父子苦難の道が始まる
2. 自得翁-幽囚解かれ父宗広、脱藩。尊皇派の指導的存在となる
3. 嘘つき小二郎-幕府瓦解、そして王政復古。紀州藩の危機を救う
4. 新政府-官途を離れて宗光の胸中には危険極まりない構想が
5. 鵬翼折る-薩長を凌ぐ独立王国も廃藩置県で解兵、再び中央に
6. 冬の鶯-薩長中心の藩閥人事は陸奧を出世の階段からはずした
7. 「日本人」-征韓論で分裂する政府。陸奧は思いを大論文に託す
8. 土佐のいごっそう-陸奧の最後の牙城・元老院も骨抜きにされていく・・・
9. 運命の年-明治10年、陸奧は一世一代の錯誤を侵すことになる
10.夢破る-禁獄5年の判決。陸奧は失意の中、幽囚の身となる
11.蛍雪の功 再び-獄中の刻苦勉励。陸奧の政治思想が固まっていく・・・
12.鶯鳥は群れず-出獄後、自由党と訣別した陸奧は、外遊の途につく

◇岡崎久彦(おかざき・ひさひこ)
昭和5年中国大連生まれ。27年東京大学法学部在学中に外交官試験に合格。外務省入省。調査企画部長などを経て59年駐サウジアラビア大使、63年駐タイ大使。平成4年外務省退官。現在NPO法人岡崎研究所理事長。著書に『明治の教訓・日本の気骨  明治維新人物学』(致知出版社)『陸奥宗光』(PHP研究所)『明治の外交力』(海竜社)『隣の国で考えたこと』(日本経済新聞社)など多数。平成26年死去。

◇陸奥宗光(むつ・むねみつ)
天保15(1844)年~明治30(1897)年。和歌山出身。幕末期は海援隊に参加。維新後は外国事務局御用掛、兵庫・神奈川県等知事、大蔵省租税頭、元老院議官を歴任。西南戦争に関与し約5年間入獄。出獄後欧米を歴訪し、外務省入省。21年駐米全権公使に就任。23年第1回衆院選で当選。農商務相、外相を歴任。27年日英通商航海条約に調印し、領事裁判権の回復を実現した。
(感想)
日本の明治の外交は、陸奥宗光氏から始まり、大きな成果を上げたので、過去の歴史の真実を後世に残すために、故岡崎久彦氏は本を書いたようです。逆に言うと、明治の外交で失敗していたら、現在の日本はなかったかもしれません。明治の外交について複数の書物を遺していますが、明治の外交は一流であったので、歴史に学ぶことが多いと言っているようです。
もう一度、明治の外交を見直すことは、現代から未来に繋がるのではないかと思われます。真実の歴史を再確認しましょう!
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