岡崎久彦氏の著作を調べていて、岡崎久彦・渡辺利夫氏共著の「中国は歴史に復讐される」を発見しました。副題は、「繁栄か、崩壊か-赤い資本主義の全シナリオ」です。碩学二人による非常に鋭い分析がなされており、2008年には今の中国の状況を予測していました。本書は、今までに論じられなかった新視点。白熱の対論集!だそうです。以下、本書を紹介します。
書名:中国は歴史に復讐される―繁栄か、崩壊か 赤い資本主義の全シナリオ
著者:岡崎 久彦・渡辺 利夫 共著
出版社:育鵬社
発行日:2008/11/11
定価:1260円(税込)
サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
(内容説明)
反日教育で歴史をもてあそび、領土拡張で歴史に逆らう中国。陰りを見せる経済成長、そして政治リスクの急速な増大…。碩学二人が中国問題の本質をえぐり、中国崩壊の行方を解き明かす。
(目次)
第1章 版図を広げ過ぎた中国―北京五輪と四川大地震が浮き彫りにしたもの
第2章 国家主導のナショナリズム運動の帰結―行き過ぎた江沢民の
「愛国無罪」
第3章 過熱経済を抑えられない理由
第4章 中国のコンプレックスの深層―義和団シンドロームとは
第5章 歴史に復讐される中国
第6章 東アジア共同体という幻想
第7章 アジアで真の友人をつくる方法―集団的自衛権の行使しかない
第8章 台湾統合を目論む中国―その代償とは
第9章 新・海洋国家論―日本の生きるべき道
(著者等紹介)
岡崎久彦[オカザキヒサヒコ]
昭和5(1930)年大連生まれ。2014年没。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格し外務省入省。昭和30年ケンブリッジ大学経済学部学士及び修士課程修了。同59年初代情報調査局長就任。駐サウジアラビア大使、駐タイ大使などを歴任。平成4年退官。現在、岡崎研究所所長。第11回正論大賞受賞(2008年当時の掲載情報)
渡辺利夫[ワタナベトシオ]
昭和14(1939)年山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。同大学院博士課程修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て現在、拓殖大学学長。外務省国際協力に関する有識者会議議長。第17期日本学術会議会員。アジア政経学会理事長(元)。山梨総研理事長。JICA国際協力功労賞。外務大臣表彰。主な著書に『成長のアジア・停滞のアジア』(講談社学術文庫、吉野作造賞)、『西太平洋の時代』(文藝春秋、アジア・太平洋賞大賞)、『神経症の時代』(TBSブリタニカ、開高健賞正賞)、『開発経済学』(日本評論社、太平正芳記念賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(感想)
本書は、碩学二人による白熱の対論集であり、一読の価値があります。岡崎久彦氏は故人ですが、渡辺利夫氏はYouTube動画での配信動画がありました。渡辺利夫氏は開発経済学の専門家であり、著名な大学で教鞭をとった後、後半では拓殖大学の学長や総長をなさっていました。岡崎久彦氏が渡辺利夫氏を一目置いていました。
現在の中国は、本書のとおり、「歴史を偽る国は、歴史に裁かれる!」現実に直面しています。韓国も同様と思います。