1999年に発行された本ですが、政治や経済が混沌としている中、今でも参考になると思われましたので、紹介いたします。
故塚本三郎氏は、1927年(昭和2年)生まれで、2020年(令和2年)にお亡くなりになりました。
故塚本三郎氏は、法華信仰に基づく信念の政治家でした。発言はブレません。
昭和33年に衆議院議員に初当選し(同期は竹下登氏、安倍晋太郎氏)、以降10期にわたって衆議院議員を務め、無所属から社会党、そして西尾末広に師事して民社党を旗揚げし、元民社党委員長を歴任した人です。今は無き新進党に
合流し、民社党は解党済みです。故塚本三郎氏は、新進党合流に反対した方です。
書名:「日本には日本の生き方がある―歴史にまなぶ」
著者:塚本 三郎
嶋中書店(1999/09発売) 定価:1100円+税
(内容説明)
米・中に呑まれるな。明治維新から第二次大戦まで様々な政治局面で、時の指導者はどのように決断してきたか。成功と失敗の足跡から21世紀への教訓を探る。
(目次)
第1章 日本現代史の因果
1 明治維新にまなぶ(外圧による維新)
2 生麦事件と西南戦争
3 大津事件(ロシア皇太子傷害)
4 日清、日露戦争と大和魂
5 乃木希典とニコライ二世
6 領土を得て信を失った第一次大戦の日本
7 運命の分岐点・満州と支那事変
8 ファシズムの台頭
9 愚者ついに国を亡ぼす(東条英機と石原莞爾の対決)
10 東条英機のプライド
第2章 世界のなかに生きる日本の海図
1 負けた日本が繁栄
2 敵となって恩を返したソ連
3 降伏文書調印と武士道
4 鈴木貫太郎の決意と終戦秘話
5 悪魔(原爆)を背負わされた軍人の運命
6 昭和天皇とマッカーサーの対面
7 「戦犯」も魂は敗れていなかった
8 中国の善知識・香港
9 近くて遠い国(韓国)
10日本へのメッセージ(李登輝台湾総統)
第3章 政治と経済の今日的課題
1 因果応報は自然の摂理
2 市場に背く者は、市場に背かれる
3 脇役(金融)が主役(生産・流通)を支配するの愚
4 金利ゼロは庶民泣かせ
5 規制緩和は自由放任、弱肉強食と異なる
6 現在は応仁の乱か明治維新か
7 人、金、物、権力、すべて使い方(ルール)による
8 謝罪外交は相手国をも傷つける
9 官僚と政党と政治資金
10 豊かさのなかの敵
11 リストラと国鉄下山事件
12 政治が三流で経済が一流たりうるか
13 文明の衝突と日米の立場
第4章 政治と宗教(国法と仏法の使命)
1 法華経信仰の争い-東京都知事選
2 比叡山、石山本願寺を焼いた信長は仏敵か
3 王仏冥合の誤解(宗教と政治の関係)
4 信仰と方便は目的と手段
5 科学の人間支配は人間の理性と欲望の戦い
6 人は生まれながらに平等か
7 自然は人生の大導師
本当に変わる必要があるのか、どう変わればいいのかと悩んでいる今の日本。迷ったときは原点に戻れ。明治維新から第二次大戦まで、様々な政治局面における時の指導者たちの成功と失敗の足跡から21世紀への教訓を探る。
要するに、きちんと議論して、考えて行動しろと言っているように感じます。この本を読んでみると、懸念していたことが表面化してきた事実もありました。
選挙で落選したとき、「国にとって私は本物の政治家ではなかったと自身を
省みる」ような政治家です。
賢者は歴史にまなぶです。
政治家の著作にしては、めずらしく「政治と宗教」についても見解を述べています。