「自然の中で生きるという本来の姿」

「自然の中で生きるという本来の姿」

記事
コラム
以前に住んでいた埼玉県を離れ、ここ愛知県に引っ越して来てからもう二年近く経つが、本当に妻と結婚してよかったと思う。妻は本当に穏やかで優しい性格であり、日頃から癒されることが多い。

ここは非常に静かな土地で、周囲には田園風景が広がっている、まあ、要するにかなりの田舎であるが、それだけに夜などは、周囲は水を打ったような静けさに包まれて、さながら世界の果てに来てしまったような気さえするときがある。

妻と時折、近所を散歩するのだが、近くに川があって、そこの土手などを歩くと、多種多様な水鳥や、水生生物などを見ることができる。様々な種類の魚は勿論のこと、亀や鷺、ときには、何処から来たのか分からないヌートリアなども見ることがあって、とても面白い。

そういった風景の中を歩いていると、不思議と以前に街中に住んでいたときのことが思い出されて来る。あの頃は毎日があくせくとしていて、気持ちにもゆとりが持てなかった気がする。日々、何かに追われるように仕事をして、狭い部屋に帰り、そのままシャワーを浴びて、倒れるように眠りについていた、あの頃は本当に毎日、疲労困憊していたと思う。

現在のような田舎暮らしは、私には果たして合っているか分からないが、以前よりは気持ちが安らぐというか、精神的に余裕を持つ、という点においてはいい環境であるとは思う。こういったことはやはり、とても重要で、自然の中に身を置き、美しい風景を眺め、夜明けの前の静かな時間や、朝焼けの燃えるような太陽や、空を飛び交う鳥たちの姿を楽しむことは、人として本当に大切なことだと実感する。

ここで眺める夕焼けや、遠くに見える山並みも本当に筆舌に尽くし難い美しさであるし、夜の帳が下りれば、様々な虫の声を心ゆくまで堪能することができる。こんな素晴らしい環境は、よく考えればまたとない貴重なものなのかもしれない。

人間も本来は自然の中で生きる、一介の動物ではあるし、あまり思い上がるべきではないと、個人的には思う。人間も、この地球の一部として、自然と調和して生きて行くことが大切なのではないかなと、そんな気がしてならない。

自然の美しさを素直に感じ、受け入れることで、人間本来の愛情や、周囲への慈しみの感情が湧いて来る。人間という、ある意味において究極まで進化してしまった存在が、本来、あるべきところに帰る、それだけで全ては上手く行くように思う。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す