step3 「鬼のヒアリング」

step3 「鬼のヒアリング」

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こんにちは!ココナラでいろんなもんデザインしている、創作応援クリエイターのしゃちゃーんと申します!

「ココナラ出品ロードマップ」連載の第3回となる今日は、私が制作において一番魂を削っているフェーズについて語ります。

誰かのために何かをして、お金をもらおうと思っている皆様は、どんなジャンルであれ何よりをここを大事にしてほしい。
目の前にいる、一人一人のお客様と、お客様の「今必要なもの」、この2点に誠心誠意向き合う。絶対にここから逃げちゃダメです。

AI時代に「可愛い・かっこいい」は当たり前!

可愛い・かっこいいデザインを作るなんてのは、今の時代、当たり前なんです。なぜならAIというものがこれだけ進化・普及してきたから。
「こういうの作って!」ってAIに伝えれば、そこそこ見栄えのいい、それなりのものは一瞬でできちゃう時代です。

だからこそ大切なのは、制作の手前の段階。
何が必要で、だから何をどう形にするべきなのかを考える。

私は案件を進める中で、「ヒアリングと構想」に全体のリソースの実に6割を割いています。手を動かしてる時より頭動いてる。
時間で言うと短いものかもしれません。Photoshopを開いて手を動かしている方が制作期間としては長いかも。
でも「何が必要か」「クライアントさんのお客様に対して伝えたいものは何か」それを考え、頭の中でイメージを組み立てる。
その瞬間の脳の稼働は、その後の「手を動かして、頭にあるイメージに近づけていく」という作業よりはるかに集中して考えます。

以前いただいた同人誌表紙デザインのお仕事で
「シリアスめに」と言うキーワードでご依頼をいただきました。
「シリアスってことは暗めかな…?」と、黒背景のデザインで構想を始めたのですが、
いただいたサンプルを読んで一変
「違う…暗くない…これは、『お二人が共に真剣に相手を思い、向き合い、お互いの未来の幸せを心から願うお話』だ…それなら黒じゃなくて白だ!」と感じ、白ベースで作成。ラフの段階からかなり喜んでいただき、最終的に献本までいただくに至ることがありました。
お客様の、本当に表現したい世界観を、もらった言葉の概念に囚われず、自分の目と頭で読み解くってとっても大事。

ヒアリングシートは「一旦必須」!

じゃあ具体的にどうやって最初の一歩「ヒアリング」をしていくのか。
やはり、最初は「ヒアリングシート」を用意するのは、一旦必須です。

ここで、お客様が頭の中でふんわりと思い描いている大枠の要望を、テキストとしてお伝えいただきます。

「どんな項目を聞けばいいかわからないよ〜(泣)」って人は、それこそAIに「〇〇の制作をするんだけど、ヒアリングシートの項目考えて!」って投げて作ってもらえばOKです。そうでなくても、ググったりすればすぐ出てきます。まずは相手の希望を「言葉」として引き出す箱を用意しましょう。

この段階では細かな内容は掘らず、制作に必須な内容と大まかな方向性に留めておきます。
・制作物の内容(印刷所・ページ数・サイズなど)
・大まかなイメージや使いたいモチーフ、色

また最近私が同人系のデザイン制作にあたり追加した項目
・同人誌即売会へのサークル参加回数

です。これを伺っておくと「初めてで右も左も…!」な状態なのか「次回は○○をやってみたい!」をお持ちなのか…
サポートの要不要や、お任せいただいてこっち主導で進めるパターンか、はたまたたくさん情報をお持ちだろうからどんどん聞き出していこうなパターンなのか…
「この分野における経験度合い」は聞いておくと結構良いことに気づきました。
(ちなみに!同人系デザインジャンルの場合、シートの最後に「推しへの愛やイメソン、語りたいことをお好きなだけどうぞ!」という自由記述欄を用意しておくと、クライアント様の「生きた情報」が一気に吸い上げられるので超おすすめです)

骨の髄までぶっとい注射針を刺して吸い出せ!!!

シートに記入してもらって、「はい、わかりました〜!作りますね〜!」
とはなりませんよ(ニッコリ

ヒアリングシートの読み解きに入ります。
もはや推理ゲームです。

ヒアリングシートに書いていただいた「必要な要素」「希望のテイスト・色味」「事業内容やジャンル」。
そこに詰め込まれた意味や、言葉の裏に隠れているクライアント様の抱えてる気持ちを、不安や、まだ話せていない推しカプへの想いも…
骨の髄までぶっとい注射針刺して、ズズズッと吸い出すように!!!
(本当どうでもいいけどこのブログのカバー画像がやたら可愛いカフェ活ガールなのは、注射イラストが上手く作れなかったのでストローで吸ってもらっています。)

「このジャンルで生きてる人は、一体どんな人が多いのか?」
「何をクライアント様は欲しているのか?」
「この制作物で達成・解決したいクライアントさんの欲望は何なのか?」

文字面だけをなぞるんじゃなくて、その奥にある熱量や背景を全部引っ張り出すんです。

自ら吸い出すだけじゃ足りない!「鬼のリサーチ」

クライアント様からお伝えいただいたものだけでは、実はデータとして弱いんです。だって…人間て恥ずかしがり屋じゃん?(?)
クライアント様自身も一発で「何が最適解か」言語化できていないことがほとんどなんじゃないかなと思うんです。あたりまえ体操。

なので私は、気になるキーワードがあったら、
とことんリサーチして行きます。

学校バレ防止のために詳しいイベント名は伏せますが(イベ名検索したらうっかり当時の自分の写真にぶち当たったなんて言えない)、通っていた高校で「検索大会」みたいなやつがあったんですよ。持ってる知恵・図書館の蔵書・インターネット上のすべての情報。これを駆使して超難解な10問を時間内にどれだけ解けるかという全校大会。変ですよねこんなのある学校。
この大会で友人たちと優勝できたことが、今の私のリサーチ力の源になっている気がします。

制作の糧になりそうなキーワードでPinterestから色味や柔らかさの系統を探る。作りたい雰囲気でよく使われているフォントは?影や光彩の傾向は?
サンプルでいただいたお話に出てきたとある手術の縫合跡はどんな形状?
タイトルに使われた単語に隠された「裏の意味」は?

思いつく限りのあらゆる角度からリサーチしたものを構想の糧にしていきます。

一発で終わらせない!魂を通わせる「2段階ヒアリング」

制作の質とモチベーションを爆上げする「セカンドヒアリング」、実は私がかなり重きを置くタイミングです。

ファーストヒアリングでは、サイズや締め切りなどの必須事項と大まかなイメージを把握します。なのでここはテンプレでいいんです。
そこから得た情報を元にリサーチを進めつつ、作れるところまでラフを組み立てたタイミングで、「2回目のヒアリング」です。

もしかしたら私が不器用なだけかもしれませんが…1回目に全部を聞くよりも、1歩進んでから2歩目をどちらへ踏み出すのか、このタイミングで聞いた方が力強く踏み込める気がするんです。

また、クライアント様にとっても具体的な形(ラフ)が見えて初めて、「あ、本当はこうしたいかも!」と深い部分に気づいたり…こちらへお伝えいただけるハードルが、初回のヒアリングよりも下がるような気がするんです。
めちゃwin-winな手法な気がしています。

具体例ですと…私が過去にお受けした案件で、こんな「セカンドヒアリングをした!」の事例載せときますね…

同人誌の表紙デザイン(モブ視点BL)
Q.「モブ視点とのことですが、表紙に入れるモブさんの性別や年齢のイメージはありますか?いただいたサンプルに出てくる方と同じ姿で進めて大丈夫でしょうか?」

Vlog動画制作
Q.「ラストの大切なメッセージパート、全文をしっかり見せる演出にしますか?それともあえてかいつまんで、余韻を残す見せ方にしますか?」

「ターゲット層は?」「SNSでの伸びや映えを重視する?」といった込み入った目的意識も、最初からガチガチに聞くより、ラフを見せながらのセカンドヒアリングで尋ねる方が、クライアント様も一歩踏み込んだ本音をお話していただきやすくなるんじゃないかなと思っています。

これによって「一緒に作っている!」という双方のモチベーションが高まり、より深くて的確な位置へぶっとい注射針を刺し込めるようになる気がします。ぢゅーぢゅー。

情報を「成果物」へと膨らませる

こうして、書いていただいたヒアリングシートと、鬼のように集めまくったプロファイルを両手に抱え、地図のように眺めながら制作道中を進んでいきます。一歩一歩踏みしめながら、イメージを膨らませて、完成へ近づけていきます。

ここまで来たら、あとは頭の中にあるものを形にするだけ。
とはいえ、表現方法で何度もつまづくので、度々Pinterest他、様々なものを見に行っては糧にしてを繰り返し、Photoshop上で頭にあるイメージを具現化していきます。

いきなり手を動かして「なんか違う」って言われてヘコむ前に、
まずは「鬼のヒアリングとリサーチ」をやってみてください。
かなり、しっかり効果が出て、結果が変わってくるんじゃないかなと思います。

まとめ:魂を削ったヒアリングの先に
言葉の奥にある「本当の想い」と「あるべき形」を汲み取り形づくる。
AIが概ねのことを解決してくれる時代だからこそ、「人間じゃなきゃできない泥臭い読み解きと構想」が、あなたの提供する価値のすべてになるんじゃないでしょうか…

さて、鬼のヒアリングを経て、無事に最高のものを作り上げ、納品が完了しました。でも、ここで終わりじゃないんです!
待って!次もほんとに大事なの!!

次回は、Step4『レビューをいただき、自分の強みを知る』

…いいか…これはココナラで一定の成果を出すためのロードマップだ!
まだ志半ば!
物を作って満足するな!!!次へ繋げる橋をかけるぞ!!!!

納品後にいただくレビューこそが、クライアント様からいただく最高のご褒美。自分では気づけなかった「唯一無二の武器」を教えていただける最強のご褒美なんだよ!って話をしたいと思います。もうご褒美なんてもんじゃないよ、なんならお代より大事だったりするよレビュー…

なので、ぜひ!フォローやお気に入り登録をして、次回の更新も楽しみにお待ちくださいね!

あなたの最初の一歩を、いつでも応援しています。
あなたの近所のおばちゃん、しゃちゃーんでした!またね🎶
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