4月の制作ラッシュが落ち着き、無事に納品を終えた制作物が増えてきました。
この1ヶ月、多くのクリエイター様と伴走させていただき、改めて感じていることがあります。
私自身は、何もないところから物語を生み出す、俗にいう「ゼロイチ」が得意なタイプではありません。
自分のために頑張ることや、自分の思いついたものを完成まで持っていくことが、どうにも…最後まで辿りつくのが苦手で…。
けれど、
誰かが魂を削って生み出した大切な作品を、誰かの元へ、待っていてくれる人の元へと届くように、
私の持っている力でより輝かせる、より遠くへ届くように「支える」こと。
そこに、私は自分の存在意義を見出しています。
クライアント様から「一緒に作ってくれる人がいて心強い」という、身に余るお言葉をいただきました。
その一言で、これまでの時間がすべて報われたような気がします。
たとえ配置がどこであっても、作りたいものがあり、それを形にするために走り抜け、待っている誰かへ届ける。
その事実は、何よりも尊く、素晴らしいことだと思います。
だから始めたんです。
過疎島で、肩を細くして、
心細そうにしてる君を遠くから見た時。
私のことを見つけて、晴れやかな顔を見せてくれたとき。
文字だけが書かれたコピ本の表紙を見て、なんとか私も力になれないかと。
15年経った今もこうして、
誰かのために、何か私にできることはないかと。
私には、「その場所で作品を並べる」という絶対条件をクリアすることが
とてもとても難しい。
たとえどんな場所でも、
その場に立っていられること、たどり着いたこと、作品を世に放つことが
何より、すごいことだと思います。
いつもより緊張してしまうような場所でも、
そこにいること自体が奇跡なんじゃないかと思うような場所だったとしても、
変わらず、あなたの作品を待ってる人に、どうか変わらず届けてください。
初めて出会ってくれた人に、あなたの想いを、作品を届けてください。
「私一人ではできなかった」と言っていただけるけれど、それは私の方こそ。
支えさせてくれる「作品の生みの親」がいてくれるからこそ、私は自分の腕を磨こうと、少しでもいいものを形にしようと、精進し続けることができます。
皆様のおかげで、こんなにも楽しい人生を過ごさせていただいてます、ありがとうございます。
クオリティというか、視覚によるところだけではなく、
「この人がいれば心強い」という安心感に関しても…
少しでも私の存在を思い出して、入稿まで、イベントの当日まで、走り抜ける心の支えになれていたら…何より嬉しいです。
もしかしたら、その「私を思い出してくれた瞬間」にこそ
私が今までデザインを勉強してきた意味が、詰まっているのかもしれないなと思いました。
視覚と、心。
この2軸で、これからも力になれたら嬉しいです。
生み出してくれて、ありがとう。
支えさせてくれて、ありがとう。
これからも、誰かの情熱に一番近い場所で、
その想いを形にするための「盾」であり「翼」でありたいと願っています。