感覚 と 現実 を行き来しながら、世界の流れを読んでいます
上(感覚)と下(現実)のあいだにある“流れ”のようなものを見ています。
上は、まだ形になっていない奥で静かに動いている気配。
下は、すでに形になっている目の前で起きている出来事。
その両方に同時に在りながら、世界の変化を感じ取っています。
目に見える出来事の裏側で、
まだ言葉になっていない動きや、変化の気配に自然と気づいてしまうことがあります。
一方で、身体感覚もとても大切にしています。
直感のようなものと現実の感覚が、同じ場所で重なって立ち上がる感覚があります。
食べること、歌うこと、動くこと。
空間の温度や光をとらえる触覚。
それらが、そのまま思考や感覚の質そのものを変えていきます。
フィギュアスケートの滑走や、音楽が空間にほどけていく瞬間。
旅先でふと空気の質が変わるあの感じ。
そういうものに強く反応します。
そうした「形になる前と、形が消えたあと」の領域に、昔から強く惹かれてきました。
目の前の現実と、その奥で静かに動いている気配。
見えるものと見えないもの。
そのあいだで起きている“流れそのもの”が、私にとっての現象です。
どちらかに完全にいることができなくて、その“あいだ”をずっと漂っている感じがあります。
頭に浮かぶことや理由のない直感も、ただの思いつきとしては扱えない。
けれど、はっきりした意味よりも、ただ試し、その流れそのものを見ています。
その流れがどこへ向かうのか、
その流れの中で何が起きているのかを静かに読み取り、表していきます。