動物は裏切らない。だから私は、人間の本音が視える。
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霊媒師のウタです。
私の祖母は、山深い集落で口寄せを担う霊媒師でした。
亡き者の声を預かり、生きる者へ届ける——そんな祖母の血を、私は幼い頃から受け継いでいました。
視えるもの、聴こえるもの。普通ではないと気づいたのは、ずっと後のことです。
20代のある夜、13年間共に生きた愛猫が静かに旅立ちました。
本当は、視えていたのです。あの子のオーラが日に日に薄くなっていくのが。
それでも私は、向き合わなかった。最後の心紋を、聴こうとしなかった。