新しい断熱基準のデメリットとは
昨年、国が公表した新しい断熱基準が、今年10月から施行される予定です。今回はその新基準についてのご質問の中から特に多い新基準によって今から建てる人のメリットデメリットは?について解説します。そもそも住まいの断熱基準とは住まいの断熱性能はUa値で表され、数値が小さい方が断熱性能が高い住まいになります。国は日本を8つの地域に分け、それぞれの地域での断熱性能の基準(省エネ基準)を設けました。これまでの断熱基準表のように、今までは省エネ基準レベルの断熱性能が最高等級(等級4)となり、それ以上の等級の設定がありませんでした。つまりどれだけ省エネ基準以上の高断熱住宅を建てても一律に「断熱等級4の家」になりました。そこで今回の新基準では、更なる高断熱の基準が創設され、等級4までだった状態が、等級5・6・7まで追加されることが決まりました。今後は、ZEHレベルは、等級5HEAT20 G2レベルは、等級6HEAT20 G3レベルは、等級7というように、細かく認定されることになります。〜これから新築を建てる方のメリットデメリット〜メリット 家の価値が下がりにくくなる為、将来売却する際に高く売れるこれまでは高断熱住宅をコストを払って建てても、国からは等級4の評価まででしたが、今後は高性能住宅としてきちんと評価されますデメリット 住まい手側の見抜く力(知識量)が今まで以上に必要にUa値競争が再熱し、本当に大切な ”快適さ” ではなくUa値だけが小さい住宅が増える可能性があります。そういう落とし穴に落ちない為には、快適に暮らせる住まいとはどんな住まいか、建てる前にしっかり勉強しなければいけません。ただ
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