住宅における断熱等級とは!?~断熱等級の基礎知識~

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表面上だけで断熱等級を知った気でいたら、地域ごとによって基準が違うなど、びっくりするほど覚え方が適当で、再度基礎から勉強しなおしました・・。




どーも、Ponchaです('ω')




前回、前々回と断熱についてお話をしてきました!

こちらの記事!

今回はいよいよ、断熱等級についてお話ししていきたいと思います!

今までは、断熱等級ってマニアックな話!

とされていましたが、いよいよ断熱等級を知らないのはやばくね?ってなり始めています!




ということで今回は、

住宅における断熱等級とは!?断熱等級の基礎知識

というテーマでお話ししたいと思います!




断熱等級の話になると、リフォーム業界、不動産業界の方だと、住宅のことを勉強をしている一部の人ぐらいしか理解している人は、恐らくいないかと思われます!

今までは、知らなくてもどうにかなりましたが、いよいよ断熱等級4が義務化されることで、知らなかった~では済まされなくなります!

しっかり理解して、断熱等級が何かを知りましょう!


近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

リフォームや新築・不動産など、住宅に関わったプロの第三者の目で、初歩的な内容から専門的な内容までご相談のっております。

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省エネ基準とは!?

断熱等級についてお話をする前に、その大元となっている省エネ基準が何かを知っておく必要があります!

ざっくりと省エネ基準についてご説明しておきます!

省エネ基準とは、

建築物が備えるべき省エネ性能の確保のために必要な建築物の構造及び設備に関する基準であり、一次エネルギー消費量基準と外皮基準からなります。




・・・。

全然何言っているかわからないですね・・

すご~く簡単にいうと、省エネの住宅をつくろうってことです!(笑)

具体的には

・断熱がしっかりされている住宅

・省エネの設備

などなど。

脱炭素社会に向けて、エネルギーの消費を抑えましょう!

という国の施策ですね!




で、特に省エネ基準で重要になってくるのが、断熱です!

今回は、住宅を建てる上で、省エネ基準に適合している断熱等級について説明したいと思います!

断熱等級とは!?

では、本題に行きたいと思います!

断熱等級とは、正式名称は「断熱等性能等級」といいます。

国土交通省が制定した「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」において設けられ、住宅の断熱性能がどのくらいかを示します。




断熱等級は1980年に「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」により定められた省エネ基準が反映されています。

何度か改正されて、現在の基準になっていますね!

今までは、断熱等級4が最高だったのですが、

2022年4月に等級5

10月に等級6・7

が新たに設けられました。




現在の断熱等級は1~7の7段階になり、数字が大きいほど断熱性が高いことを示します。

等級を満たすには、基準を満たしている断熱材や開口部などの建材を選ぶ必要があります。

つまり、断熱等級を上げるには、それなりのコストもかかってきますよ~

ということは認識しておいた方が良いです!

何故断熱等級の基準が増えたのか?

今まで断熱等級4が最高でしたが、2022年に断熱等級7まで追加されました!

これは、気候変動問題の解決に向けて世界規模で取り組んでいる「2050年カーボンニュートラル」という目標を実現するための取り組みの為です。

冷暖房機は、エネルギーを使いますから、住宅の断熱性能を上げることで排出する炭素量を減らし、将来的な脱炭素化を目指しているわけです!




そういった目標を掲げて、ZEH住宅を作っていこう!

となりました!

ZEH住宅とはなにか?は下記の記事を参考にどうぞ

省エネ住宅のZEHって!?~ZEH住宅をわかりやすく説明




ただこのZEH住宅の断熱の基準って

断熱等級5と同等なんです!

いままで最高基準だった断熱等級4を超えちゃったわけなんですね!

さらに高気密高断熱の住宅であるHEAT20のG2,G3なんかは、

それぞれ断熱等級6,7と概ね同等基準となっています。




要は、今まで最高基準で掲げていた断熱等級4ってそもそも断熱性能的に低くない?

ってことなんですね!




2025年4月から新築する住宅は、断熱等級4以上が義務化されます!

言い換えると、2025年4月からは、断熱等級4が最低基準となるわけです!

さらにこれはあくまで準備段階で、目指すべき場所としては、

2030年からはすべての新築する住宅をZEH基準にまであげる!

となっております!

つまり、2030年には断熱等級5が義務化される可能性があるということです!

現状でまだまだ断熱の知識を持っていない方が多いのですが、いよいよエネルギー消費の抑制という脱炭素社会にむけて、知識を培う必要があります。

地域によって基準が異なる


今後は断熱等級4以上の住宅が必要なんだ~!

とわかったのはいいのですが、そもそも断熱等級4ってどのくらいの基準値なのかわからないですよね?




実は断熱等級の基準値って地域によって異なります!

こんな感じで、1~8の地域区分に分けられています!

断熱の基準値としては、1地域が一番厳しく、8地域が1番緩いです。

何故地域ごとで基準が異なるかは、いたってシンプル。

地域によって気候が全然異なるから!




北海道のように寒い地域だと、沖縄と同じような基準で断熱をしていたらとてもじゃないですが、寒すぎます。

逆に、北海道の基準に合わせて沖縄のお部屋を断熱したら、過剰な断熱となります。

そのため、地域によって基準が異なります。

東京の首都圏エリアは、6地域になっています!

断熱等級の基準値って!?


ちょっとここからはかなりマニアックなので、一旦こういう基準で計算されており、こういう数値なんだー程度で大丈夫です!

断熱等級の基準値は

・UA値(ユーエー)値

・ηAC値(イータエーシー)値

によって定められています。

よくわからん記号ですよね・・。

先に、各地域によって定められているUA値とηAC値を記載しておきます!

東京の首都圏は、6地域の為

UA値:0.87

ηAC値:2.8

となります!

ここで、そもそもUA値とηAC値が何を言っているかお話ししたいと思います!

UA値とは


UA値は室内の熱が屋外にどれだけ逃げてしまうかを表す数値です。

建物表面積(外気に接する部分すべて)=外壁・屋根・床など

に対して、1㎡あたりの家全体から逃げる熱量(換気による熱損失を考慮しない)によって数値化されます。

・・・。




訳が分からない・・。

要は、お部屋から熱がどのくらい逃げていくのか?を数値化したものです!

数値が小さいほど、断熱性能が高いということになります!

数値が小さいお部屋程、熱が逃げていきにくい!

となります。

ηAC値とは

ηAC値は太陽の熱がどれだけ室内に伝わるかを表す数値です。

日射強度あたりの屋根・壁・開口部から侵入する熱量の合計を建物表面積で割ることにより算出します。

・・・。




やっぱり訳が分からない・・。

これは、冷房の負荷を計算するための数値です!

夏場、日射がガンガン入るお部屋だと、冷房をガンガン使わないといけないから、負荷がかかりますよね~

そうなると、夏場の冷房にかかるエネルギーが大きくなる=数値が高くなる

つまり、数値が低いほど、冷房の負荷が少なくて、環境にやさしいお部屋!

ということなんです!

断熱材だけでなく、気候も考慮されたうえでの数値ということなんです!

まとめ


いかがでしょうか?

今回は、

住宅における断熱等級とは!?断熱等級の基礎知識

というテーマでお話しさせていただきました。




ちょっとマニアックな記号やら数値が出てきましたが、断熱等級を知る上では、一つの指標となる数値です。

今後も、本日お話しした地域区分とその数値というのが基準にお話をするので、しっかり理解しておきましょう!

次回は、断熱等級4のお部屋ってどのくらい温かいのか?についてお話ししていきたいと思います!


近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

リフォームや新築・不動産など、住宅に関わったプロの第三者の目で、初歩的な内容から専門的な内容までご相談のっております。

建築工事・設計といった建設業の内容から、お部屋探し・不動産購入といった不動産業の内容まで幅広く扱っております。

気になることがある方はお気兼ねなく、お問い合わせフォームよりお問い合わせください!

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