他人事と思っていたのに。まさか。
長年派遣社員として生計を立てている。気付くと20年ばかり経つか。世間では派遣切りなる言葉を聞く事が有り、ずっと自分には無関係であったが、この1年半程の間に既に3回、派遣切りに遭ってしまった。スキル不足理由とパワハラ虐め、長期派遣の契約の筈がコロナ禍で他拠点に異動させていた社員を呼び戻すから派遣はもう全員契約解除ね、という派遣元のトップの鶴の一声、採用し過ぎて職場が暇になって人があぶれた、といった具合である。そして最近就職した派遣先も…。平穏無事に勤められると思いきや思わぬ「トラップ」が。現在研修期間中であるが、都度行われるテストで好成績での正解か、物によっては満点が取れないと契約終了、という話を小耳に挟んでしまい、慌てて派遣会社に確認したら事実で、しかも「頑張って下さい」と言われ、目の前が暗転した。何て事だ。研修に出ても顔付きが険しくなっているのが自分でも分かる。泣きそうになったり、不安で吐き気がしたりする。全てを悲観的に考えてしまう。まさに負のスパイラルである。明るく振る舞おうにもふざけているように見えてしまうかも知れない。私なりに幾ら頑張っても報われない、点数が全てなのである。ここに来て、派遣切りに遭って苦しむ人達の気持ちが痛い程分かった。如何に辛く悲しい事なのか、苦しくて経済的にも健康面にも不安定になるのか、明日如何なるのか。お金、食べ物、時間、己の全ての持てる物、そして家族。全てを大切にしないと罰が当たると分かった。今迄如何に恵まれていたのか。同時に、助けてくれる友人知人の存在の大きさも思い知った。早速友人が心配して連絡をくれた。相談に乗るよと言ってくれたので、有り難く
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