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#125 マインドウォーズ(制脳権)

マインドウォーズ(制脳権 SNSを通して“制脳権”を奪う時代…TwitterやTikTok、Instagramを何時間も見ている人は要注意?  ロシアによるウクライナへの侵攻開始から2カ月あまり。 そんな中、「制脳権」という言葉がクローズアップされている。  学習院大学非常勤講師の塚越健司氏(情報社会学)は「1950年代の朝鮮戦争の際、中国に捕まったアメリカ兵が同じことを言われまくった結果、解放された時には“中国万歳”という考え方に変わっていた、ということがあった。 この現象にCIAなどが気付き、多くの国で研究が進み、知見が溜まっていったのが“洗脳(brainwashing)”だ。  制脳権も、もともとは2014年に中国の研究者から出てきた軍事的な議論だが、洗脳が文字通り“脳みそを洗う”ような大変な作業なのに対し、今はSNSを通して大量に情報を浴びせていけば、相手の感覚を変えることができるというものだ」と説明する。  「ロシアによるフェイクニュースの問題や、日本における“歴史戦”という言葉があるように、今は国家レベルで人の心や考え方をいかに動かすかが非常に議論になっている。 実際、トランプ大統領の荒唐無稽な主張を信じる人がいたように、“ありえない”と思うような嘘であっても、言いまくれば信じてしまう人たちが出てくる。  その意味では、自分で考えることを養うものであるはずの教育と洗脳は紙一重だ。最も分かりやすいのがナチスドイツの手法だろう。 朝から晩まで働いた人たちが疲れを感じ、頭が働くなった時間帯に、ヒトラーが強い言葉でユダヤ人を批判するプロパガンダを流し、人気を得ていった。
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