中小企業経営のための情報発信ブログ190:THINK AGEIN 発想を変える、思い込みを手放す
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、アダム・グラント著「THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す」(三笠書房)を紹介します。これまで紹介した、「GIVE&TAKE」「ORIGINALS」に続くグラント氏の最新作です。この本も楠木建氏が監訳を務めています。楠木氏は、「『知ってているつもり』がもたらす知的な怠慢――学び続ける人の指針がここにある」と言っています。
著者のグラント氏は「『脳の処理速度が速い』からといって、『柔軟な思考の持ち主』であるとは限らない。人は疑うことの不快感よりも、確信することの安心感を好む。既存の考え方を新たな観点から見つめ直しことがいかに大事であるか、それを伝えるのが本書の目的である」と言います。
「THINK AGEIN」というのは日本語で言えば「再考」という意味ですが、人間は一度決めたことを変えるということができない生き物です。この本に紹介されているブラックベリーの衰退やスティーブジョブズが iPhone の発売に難色を示していたという例は、まさに思い込みの典型的な事例です。これまでの前例を変える必要性がないという思い込みは何が正解か分からず変化の激しい時代にはもはや通用しません。それにもかかわらず、今なお人は思い込みから逃れることができないのです。
この本で「ゆでガエル理論の誤謬」について指摘されています。「ゆでガエル理論」というのは、変化が徐々に起きると、それに気づかず致命傷になることの比喩的寓話として挙げられるもので、カエルを水からゆでると、熱さを感じることなくゆであがって死んでしまうというものです。実際は、カエ
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