804.毎食後に歯磨きをしても“虫歯”になる…なぜ?
毎食後に歯磨きをしても“虫歯”になる…なぜ?
原因&対策を歯科医師に聞く
虫歯を予防する取り組みとして、毎食後の歯磨きが推奨されています。ただ、中には日頃からしっかり歯を磨いているにもかかわらず、虫歯になってしまう人がいます。
そもそも、なぜ虫歯ができるのでしょうか。虫歯を防ぐには、歯磨き以外にどのような対策が求められるのでしょうか。幸町歯科口腔外科医院(埼玉県志木市)院長で歯科医師の宮本日出さんに聞きました。
間食のダラダラ食いで虫歯リスク増
Q.虫歯ができるメカニズムについて、教えてください。
宮本さん「『歯に穴が開いたら虫歯になった』と判断する人は少なくないでしょう。しかし、初期の虫歯はもっと早い段階から始まっていて、歯の表面(エナメル質)からカルシウムが溶け出したら虫歯と診断されます。
これはエナメル質の表面が荒れて白濁している状態ですが、歯科医院で専門の器具で歯の表面に付いている『バイオフィルム』と呼ばれる菌膜を除去後、歯の表面をしっかりと乾燥させて、診療用ライトを当てながら観察しないと診断できないため、一般の人が見分けるのは難しいでしょう。
虫歯ができるメカニズムには『糖質(砂糖)』『虫歯菌(ストレプトコッカス・ミュータンス)』『歯質(エナメル質、象牙質の硬さ)』が関係しています。この3要因が重なると虫歯が発生します。
虫歯ができるイメージとして、『虫歯菌がヤリやツルハシで歯を攻撃している』という内容の画像が示されることがありますが、それは違います。歯にダメージを与えるのは虫歯菌が出す排せつ物なのです。虫歯の発生メカニズムは次の通りです」
【虫歯が発生
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