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家族のうつ病を認めない心理

突然(と感じる)のうつ発症は、本人だけでなく家族にとっても大きな事件です。薄々様子がおかしいと気づいていても、それが病気だとすんなり受け入れることが出来る人は少ないでしょう。本人もショックだと思いますが、家族もショックです。しかし、家族が受け入れることが出来ないでいると、うつ病本人は更に窮地に追い込まれます。そして、受け入れることが出来ない家族との対立が起こります。なぜ家族のうつ病を認める・受け入れることが出来ないのでしょうか。家族の側の心理を考察してみました。1.家族のうつ病を認めない理由①一般的な情報と、自分の家族のうつの症状が一致しない例えば大うつ病(定型うつ病)と非定型うつ病とでは、症状が違います。大うつ病は朝方辛くて、何もする気が起こりません。対して非定型は、夕方にだるくなる人が多く、会社には行けなくても友人との集まりには行ける場合が多い傾向があります。うつ病と一口に言っても様々な症状があるのですが、よく聞く情報と一致しないことで「この人はうつ病ではない」と思ってしまう場合があります。②認めるのが怖い増加しているうつ病とはいえ、実際に経験したことが無い人がほとんどでしょう。未経験な事態に対して、恐怖や不安を覚えるのは当然です。特に精神的な病気は目に見えないので、自分が認めさえしなければ実在しないものだと、否認に動いてしまうことも考えられます。③うつ病的症状は「病気ではない」と思っているよく眠れない、食欲がない、意欲が低下する、仕事に行きたくない(行けない)、朝起きられない。こうした症状は、程度の小さいものであればだれもがしょっちゅう経験するものです。うつ病本人の口から
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相談:うつの家族に思いやりが持てない

<相談内容>夫がうつ病になりました。会社にも行けないため、丸一日家に居ます。うつ病はとても辛い病気だと聞きましたが、ずっと家に居るのに何もしません。私は仕事から帰ってきて、すぐに食事を作ったり買い物をしてきたり、朝も家事で忙しく一息つく暇もありません。優しくしてあげたいのはやまやまですが、イライラが溜まってケンカも増えてきました。どうしたらイライラせず思いやりを持って接することが出来るでしょうか。<回答>ご相談ありがとうございます。ご主人がうつになって、きっと心配や驚きや不安など、短期間で色んなストレスが重なっている状況と推察いたします。自分がしっかりしなきゃと思い、周囲からもそれを求められているかもしれません。今までなら一番の頼みの綱だったご主人が病気になってしまったのですから、今までの二人分の責任を負いつつその何倍もの重荷がご相談者様にのしかかっているのではないでしょうか。毎日くたくたになって、でもずっと家にいる夫には頼れない。そしてその本人は(一見)ずっと寝ている。どうせ家にいるならゴミをまとめるくらいしてくれてもいいのに、みたいなことを思ってしまうのは仕方のないことです。積もり積もったものが爆発して、ついキツい口調になって、ケンカに発展することもよく分かります。今のあなたは二人分の人生を生きています。疲れるのもストレスがたまるのも当然です。そういうご自身を責めたりしないで、まずは自分で自分を受け容れましょう。これだけ頑張っているのだから、疲れるのは当然だし、疲れたら気持ちに余裕がなくなってイライラしてしまうのも当たり前、と。そして、今のご主人の状態を観察しましょう。一日
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なぜうつ病の人に「頑張れ」と言ってはいけないのか

「うつ病の人に『頑張れ』と言うのはNGワード」 これは、最近けっこう浸透してきて、ご存じの方も多いと思います。 でも、なぜ?と聞かれると、理由をうまく説明するのはなかなか難しいものです。 身体障害者の方の気持ちを知りたければ、車椅子に乗って街を移動してみるとか視覚障害者の方の気持ちを知りたければ目隠しをして過ごしてみるとか、いわゆるキャップハンディ体験をすれば、何となく理解できます。 ところが、うつ病はそういうキャップハンディ体験が難しいですよね。車に例えてみると分かりやすいかもしれません。うつ病は、車に例えると、ブレーキとアクセルを同時に踏み込んだ状態に似ています。車を運転したことのある方なら、この状態がどういうことか分かりますよね。 ブレーキを強く踏み込んだ状態で、アクセルをいくらふかしても、前には進めません。 見かけ上は、その場に止まっているように見えますが、休んでいるわけではなく、エネルギーはものすごく消耗しているので、すぐにガス欠になってしまいます。さらに、★ガソリン ← お金・食べ物など、目に見えて比較的早く自分のもとを通り過ぎていくもの ★バッテリー ← 意欲、安心感、自信、自己肯定感、モチベーションなど、  目には見えないけれど人の心の中にあって、行動の原動力となるもの このように例えて考えてみます。 うつ病の人は、ちょうどバッテリーの切れた車のようなもの、と仮定してみると、非常に分かりやすいと思います。精神的に健康な人の場合、バッテリーが充分なので、失敗したり、「頑張って」と叱咤激励されても、ちょうど良い刺激になって「よし、頑張ろう」という気持にな
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