タロットと、委ねることのできる運命と
最近、マルセイユタロットでリーディングをするのが楽しくて趣味の一つになっています。 カードリーディングをするなら、オラクルカードを使う方がはるかに分かりやすくて、人にも伝えやすいのですが、私は断然タロットの方が好きです。 タロットのエネルギーの方がシンプルかつクリアで、それゆえに人の潜在意識を刺激するような作用を持っているから、意識を変えることを目指すならタロットの方が使いやすいのです。 タロットの大アルカナ22枚には人が人生の中で経験するであろう元型が描かれていると言います。 そして、悩みというのはその元型が活性化されるべきときに活性化されていないことで起こるのです。 例えば、いつも孤独につきまとわれているようで悲しくて何も上手くいかない、という人がいたとしたら、その人は孤独と根本的に向かい合い、そこから学ぶというステージに立てていない可能性があります。 いつも孤独から逃げている人にはそれを助けるために深く内側と向かうという意味の「隠者」のカードが出るかもしれません。 内に向かうのは嫌、ずっと外に向かってなければ寂しい、という意識で生きていたら、人生に必要な「隠者」の素質を育むことができず、自分を見つめられないまま、人生が上手くいかないということを繰り返してしまうんです。 そんな風に、タロットではその人が欠けた要素をはっきりさせることにすごく役立ちます。 ぶっちゃけ、よく考えてみたらこんなのわざわざ占ってもらわなくても分かりきっていることだよ、と結果について思われるかもしれないけれど、薄々分かっていても抵抗があって受け止めることができなかった自分自身の人生の良くないパターンを
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