735.「物忘れ」が急に激しく… 「認知症」を疑うべき?
「物忘れ」が急に激しく… 「認知症」を疑うべき? 改善策、受診のタイミングも専門家に聞く
一般的に、記憶力は20代から降下する傾向にあると言われています。年齢を重ねてくると「何しにキッチンへ来たんだ?」「スマホはどこに置いたんだっけ?」などと物忘れがひどくなっていることを実感したりしませんか。物忘れというワードを聞くと「認知症」を思い浮かべたりするものですが、物忘れと認知症は異なるのか、どのような症状が出ると認知症を疑うべきなのかなど、精神科専門医の田中伸一郎さんに聞きました。
“認知症もどき”の状態もある
Q.歳を重ねると「物忘れ」をしてしまうのは、なぜでしょうか?
田中さん「一般に、年齢を重ねると、日常的な物忘れが増えてきます。例えば、覚えていたはずのことをうっかり忘れる、日にち・曜日・場所・人の名前を思い込んだり、間違えたりする、などがあります。その原因は、加齢に伴って記憶力、注意力などの脳機能が低下するためと考えられています。他にも、普段は、ちょっと時間をかけて何とか思い出したり、次から物の置き場所を固定したりするなどの対応によって忘れる一歩手前でカバーするのですが、忙しかったり、寝不足だったり、心身の調子が悪かったりすると脳に負担がかかり、物忘れが出ることがあります。つまり、物忘れは、加齢性の脳機能低下と何らかのストレス状況の相互作用によって出現すると考えてよいでしょう」
Q.「物忘れ」が続いた場合、「認知症」を疑った方が良いのでしょうか?
田中さん「もし物忘れが続くなら、認知症の発症を疑うよりも、まず、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていないかを探ることか
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