【開運の最適期】 運の流れが最も良くなければならない時期は?
人の人生で良い運の流れは多くても30~40年だが、この時も20歳以降に良い運で行くべきであり、また少ない時は10~20年間良い運が来るが、すべからく30歳以降に良い運で行くべきだ。もし、好運を迎える時期が早すぎて、幼年や20歳以前だったら、どうして成功できるだろうか。
清の陳素菴先生が著した命理約言にある内容だ。
清の宰相であり、当時の四柱推命学者だった陳素菴先生は、「人の大運が一生良いわけがない」と語った。
良い大運は普通10年~20年、長くても30年~40年だが、人生の中で中年に良い大運が訪れるのが最も良いと述べた。
私もこの言葉に共感を覚える。人の人生は初年、中年、晩年があるが、いずれも良いものではない。 たいていの人はある時期に開運する。
そのうち開運の時期、つまり良い大運が20歳以前に訪れるのは大きな意味がない。
20歳以前は未成年者なので、命式の当事者が責任を負うことがあまりないためだ。親の陰にいる時期だ。
そのため、20歳以前の幼年大運がよかったとしても、自分の人生で大きく得られるものはない。
もちろん、運の悪い人よりは比較的豊かな生活を送るべきだが、社会活動をする時期ではないため、実際にはあまり得るものがない。
それでは老年期に良い大運が訪れるのはどうだろうか。このような状況もそれほど歓迎することではない。もちろん、悪い大運よりはずっと良い。
人は良いものを享受するのも時期がある。年を取るにつれて良いものはすべて享受しにくくなる。
足に力があってこそ旅行にも行き、健康であってこそ美味しい食べ物も食べることができ、視力が優れてこそ、よい景色も見ることができる。
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