1309.「無」だけじゃない瞑想の本質 〜“欲”を活かす新しい視点〜
■「無」だけじゃない瞑想の本質 〜“欲”を活かす新しい視点〜リモート・インフルエンス(遠隔誘導)を受講してい頂いた方はご存じの内容です。瞑想と聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのが「無」や「空」といった言葉ではないでしょうか。思考を止め、心を静めることで、内なる静寂と繋がる――確かにそれは瞑想の大切な一側面です。しかし、今回は少し異なる視点から「瞑想」を見つめ直してみたいと思います。それは、「欲」を肯定する瞑想の在り方です。■欲とは本当に否定すべきものなのか?多くの宗教や精神的な修行において、「欲」は煩悩や執着として扱われ、克服すべき対象とされています。確かに、際限のない物欲や自己中心的な欲望は、心の安寧を乱す原因にもなり得ます。しかし一方で、「欲」は人間の原動力でもあります。何かを知りたい、感じたい、繋がりたい、成し遂げたい――そういった思いがあるからこそ、私たちは学び、動き、成長していくのです。そして忘れてはならないのが、「欲」は神様から与えられたものであるということ。自然の摂理の中で、私たちに備わっているものであり、本来は否定するものではなく、正しく使えばとてもパワフルなツールなのです。■瞑想における「欲」の活用一見、矛盾するように思える「欲」と「瞑想」。しかし、実はこの二つは対立するものではなく、補完し合う関係にあります。特に意識的な瞑想、あるいは目標設定型の瞑想においては、「欲」の存在が不可欠です。例えば、次のようなケースを考えてみてください。心を落ち着かせて、自分の内面を見つめたいという“欲”現実をより良くしたいという“欲”潜在能力を開きたいという“欲”これらはすべ
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