760.ダイコンの「葉」食べる? 捨てる? 実は「白い部分」に含まれない栄養がたっぷり!
ダイコンの「葉」食べる? 捨てる? 実は「白い部分」に含まれない栄養がたっぷり! 管理栄養士に聞いてみた
冬に旬を迎える「ダイコン」。おでんや鍋、煮込み料理など、寒い冬に食べたい料理で幅広く活躍する野菜です。ところで、スーパーで売られているダイコンは、葉がカットされた状態で販売されていることが多いですが、直売所や「道の駅」などでは、葉の付いたダイコンを見かけることもあると思います。この「ダイコンの葉」について、ネット上では「大好き」「おいしい!」「ふりかけにするのが最高」という“食べる派”の人と、「硬いから捨てる」「食べたことない」「買うことがあまりないから調理法が分からない」という“食べない(捨てる)派”の人に分かれるようです。
ダイコンの「葉」は食べるのか、それとも捨てるのか、どうするのがよいのでしょうか。管理栄養士の岸百合恵さんに聞きました。
緑黄色野菜に分類されるほどβカロテンが多い
Q.そもそも、「ダイコン」とはどんな野菜ですか。
岸さん「ダイコンは、アブラナ科ダイコン属に属する野菜です。春の七草の一つである『すずしろ』としても昔から親しまれています。出荷される季節によって、『春大根』(4~6月)、『夏大根』(7~9月)、『秋冬大根』(10~翌年3月)に大分され、冬に最も多く出回ります。
流通しているもののほとんどが、12~2月ごろに旬を迎える『青首大根』です。青首大根は、独特の辛みが少なく甘みが強いのが特徴で、水分が多くてやわらかい大根です。どんな土質でも育ちやすいため、全国に普及したとされています。
ダイコンは先端部分にいくほど辛みが強くなる特徴が
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