家でスリッパはきますか?~夫の地震への備え術~
阪神淡路大震災があった時、私は確か小学4年生。
前日まで、名古屋の親戚の家に泊まっていて、ちょうど前日に帰ってきたところだった。
「あそこ、昨日通ったとこやん」
震災の後、テレビで倒れた高速道路をみて、両親がそう言っていたのを覚えている。
うちの父親は、兵庫県の尼崎出身。
私の家は、京都だったので、被害は全然なかったけれど、
父親の親戚や友人は大変だったよう。
震災の後は、毎週のように、現地に何かを届けたり、お手伝いをしに、父親は現地へ行っていた。
うちの旦那も兵庫県の尼崎出身。
震災の時は、かなり大変だったよう。
そのせいか、地震に対する備えの意識がかなり高い。
地震の後は、家の中を歩くのも大変だったよう。
なので、その時から、いつ、地震が来ても家の中を歩けるように、家の中でスリッパをはきだしたらしい。
そんな旦那のスリッパが、ひさしぶりにリニューアル。
今までは、健康サンダルみたいなやつで、足の裏にあたるつぶつぶの間にホコリとかも見えたりして、見えている私もあまり気持ちのよくないスリッパだったのだけれど、今回のスリッパは、なんかちょっといいお宅のダンディなパパがはいていそうなスリッパ。
1LDKのうちには、とてもとてももったいない感じだけれど、見ていて悪い気はしない。私は、家でスリッパは、はかない派。
お客様用スリッパも、いらないんじゃないかと思ってしまうタイプ。
家でスリッパなんかはいている人はおらんやろうと思ってずっと生きてきた。
なので、家でスリッパを真面目にはいている旦那を始めて見たときは、かなりびっくり。
そんな旦那をいつも小ばかにしてしまっているけれど、きっと地
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