絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

3 件中 1 - 3 件表示
カバー画像

ミドルの、バンジー退職

転職して約2年の上場したての会社。手薄感が否めない管理体制の基盤を固め、新しい仕組みを導入することができ、管理部門のプレゼンスは少しづつ高まって行った。伸び代がまだまだあり、もっとああしたい、こうしたいと、やりたい仕事がたくさんあった。ただ、一部役員の理不尽な対応と全く容赦のない激務が重なり、ついに体を壊してしまった。突発性の難聴だった。キーンとつんざくような耳鳴り。気にすればするほど大きくなり、鳴り止むことはない。いかに気にしないかの戦いである。WEB会議のイヤホンが辛く、集中力が続かず、そんな不甲斐ない自分に心底イライラした。(こんなことでなんだ、しっかりしろ!自分!)ある全社幹部のWEB会議中、イヤホンの奥からキーン鳴り響く耳鳴りに耐えられず、気分が悪くなった。これはヤバいやつだ!そう直感した。チャットで「急用で退席します。」とだけ打って、速攻で退社した。わけがわからない恐怖感で、心臓がバクバクしていた。医者からは出社抑制が出ていたが、やっぱり医者って凄い...。長いサラリーマン生活で、初めてのことだった。ムリがたたり、体が悲鳴を上げていた。ここは、今の私がいる居場所じゃない。さんざん考え、悩み、迷ったけど、この会社を辞めることにした。ありがたいことに他の役員から配慮ある言葉もいただいた。引き止めもいただいた。必要とされていることに、感謝の念が湧いて来ていた。それでも、退職の決意が揺らぐことはなかった。気がかりは残されたスタッフと組織体制だった。*かくして管掌役員に時間をとってもらい、こう切り出した。「この度、一身上の都合により退職させていただきます。」空気が凍りつく。驚
0
カバー画像

50代からの転職

「ミドルの転職」が、転職コンサルタントに聞いた「定年延長によるミドル・シニアの活用」についてのアンケート調査結果を発表しました。50代を対象とした求人が増えていると感じている方は43%。求人が増えていると感じている業種トップはメーカー。求人が増えていると感じている職種トップは経理・財務・会計系。求人が増えていると感じている企業タイプトップは中小企業。求人が増えていると感じる理由トップは「若手人材の不足により、採用人材の年齢幅を広げざるを得ないため」。50代の採用において企業が求める人に共通する特徴トップは「特定分野において高い専門性を持っている」。現在の転職市場において50代雇用の流動性が高いと思うかトップは「どちらかと言えば高い」。流動性が低いと回答した方の理由トップは「企業が50代の活用策を考えられていないため」。ミドル・シニアの活用について取り組みを行っている企業の割合トップは3割。ミドル・シニアの活用で取り組みが進んでいる企業タイプトップは中小企業。ミドル・シニアの活用について多い取り組みは「年齢軸にとらわれない人事管理」。50代の転職が徐々に増えてきている様子がわかります。特に、人材が不足している中小企業を中心に広がってきています。特定分野に高い専門性をもった人材が求められています。50代以上の人材の活かし方は、まだスタートしたばかりで、高い専門人材が中心のようです。広がってくるのは、これからです。50過ぎても経験、体力、知力もある方は大勢います。シニアを雇用されているある企業幹部に聞いたところ、柔軟に考え、手が動くシニアが重宝されているようです。年を重ねると難しそう
0
カバー画像

働き盛りのミドル世代が危険!

 心理学者の河合隼雄さんの著作「こころと人生」から「中年の危機」をつづった章を紹介します。私自身が40代の働き盛り世代であり、身につまされた内容だったのでシェアします。働き盛りは危険な時期  わたしは40代で、いわゆる「働き盛り」のミドル世代です。 でも河合さんは よそ目にはすごく充実して頑張っているようでも、中身はなかなか大変で危機状態にある といいます。 確かにわたしは会社や家庭では自信ありげにふるまっているけれど、ふと「人生このままでいいのだろうか」と不安になるときがあります。 心理学者のユングには多くのミドルがこころの相談に来たそうです来た人のひじょうに多くは、実を言うと何にも問題はなかった。問題ないどころか、外目に見ると、とても幸福な人が多かった  ユングのもとに相談に来るひとの悩みは「自分は何のために生きているのかわからない」という内容でした。  一生懸命やっているうちはよかったのですが、ふっと気づくと 「お金があるからといって、ちっとも幸せじゃない」 「生きている意味がわからない」と気づくといいます。 人生の後半戦ミドルになると、「自分はみんなに“幸福だ、幸福だ”と言われているけれども、こんな調子で年をとって死んでしまったらいったい何のために生きていたのかわからない」「何か、人生でいちばん大事なことは自分はやっていないんじゃないか」という不安に襲われます。ミドル世代の悩みは、人生そのものであり、答えは簡単には見つかりません。人生後半戦に差し掛かるミドル世代は、これまでとは「別次元の違う世界」に入っていかないと答えは出てきそうにありません。 これまでは、お金、パート
0
3 件中 1 - 3
有料ブログの投稿方法はこちら