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折れそうな心を繋ぎとめて

ある時、私の昔から知っているおじいさんがつぶやきました。「息子みたいに思ってるからね、ありがとう」その人はご近所に住んでる方で、私が小さいときに一人息子を事故で亡くして以来ふさぎ込みがちになったおじいさん。そんなおじいさんは、小さいころに息子さんと年の近かった私によく声をかけてくれて、それにこたえるのように私も声をかけたり、困っている時には助けたりしていました。やがて成長していくにつれておもちゃを買ってもらったり、お年玉をもらったりもするようになりました。特に親戚というわけでもない。ただ近所に住んでいただけ。だけど、その一言で私という存在は亡くなった息子さんの影と重なり、現在はおじいさんになったあの人の生きる支えになっているんだと気づいた。「お礼なんていいよ、また覗きに来るからね」大したことなんてしていないし、ただ普通に話して普通に接しているだけだ。それでも、それだけの行為だったとしても、人に何かの力になれたり支えになれるのであれば、それは過去にすがるとか思い出に囚われているだとかなんて気にしないで、あの頃をまた蘇らせて..まではいかないにしても、何気ないささいな会話を楽しんで世間話をするのも素敵でいいと思います。もし30代後半の私と大切な人の世代が近ければ、こんな私でよければ力になります。
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