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「体制」か「態勢」か

 これも紛らわしい言葉ですね。意味の上で重なるようなところもあり、どちらの「たいせい」を使ってもそれなりに意味が通じてしまうこともあるので、やっかいです。 一方、それだけに、改まった文章や採用試験では、この二つの「たいせい」を正確に使えているかどうかで、読み手の評価や採点結果が変わるので、大事なことでもあります。 一般に、「体制」とは、持続的な社会や組織の構造や仕組みといった意味で使われます。「制度」や「システム」に近い意味です。例えば、「民主主義の体制」「社会体制」「新しい管理体制をつくる」などのように使われます。 他方、「態勢」は、 一時的な物事に対する準備や構えといった意味のときに使われます。例えば、「受入態勢を整える」、「万全の態勢で臨む」のような使われ方です。 公務員試験の場合、国や自治体として取り組むべきことを問う設問が多いと思いますが、その取組が、組織や構造を新たにつくったり改編したりする意味の場合には「体制」の方が適当でしょう。 そうではなく、その取組を実践する際の職員集団やチームの準備状況などを指す意味で用いる場合には「態勢」の方がふさわしいと思います。  いずれにしても、どちらの「たいせい」の意味を込めた文章なのかをはっきりさせながら、それにふさわしい漢字を当てはめるとよいでしょう。 なお、試験の答案には、「態勢」の漢字を使うべき文意なのに「体制」の漢字を使っている例がとても多いと感じています。注意しましょう。
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