絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

1 件中 1 - 1 件表示
カバー画像

クロロホルムとテフロン

クロロホルムとはどんな物質か、ご存知でしょうか?あの、ドラマやマンガなどの犯罪シーンに使われるものです。クロロホルムを染み込ませた布で口を覆うと、気絶する。・・・実は、そんなことは起こりません。確かに、かつては麻酔薬として使用されていました。しかし、大量吸入による毒性が明らかになると、クロロホルムに代わってジエチルエーテルが使用されるようになります。ジエチルエーテルは麻酔薬として優れているのですが、発火点が低いため、多くの電子機器を扱う最近の医療では使われなくなりました。話が脱線しました。クロロホルムを少し吸入したくらいでは人体への影響はほとんどありません。瞬間的に大量吸入すれば一瞬で気絶すると思いますが、そんなことをすれば死にます。気絶では済まないでしょう。実はここ数年、ドラマやマンガにはその気絶シーンがあまり見られなくなりました。間違いを指摘されたのかもしれませんね。そんな(?)クロロホルムですが、化学研究ではよく使用される溶媒の一つです。溶解力が高く、様々な有機化合物を溶かすことが出来るので「溶けにくいからクロホを使ってみよう」ということがよくあります(クロホと略して呼びます)。また、NMR(核磁気共鳴)測定という物質の分析手法に、重クロロホルムが標準的に使用されます(NMRは物質の構造を調べることが出来る高度な分析です)。クロロホルムはこんな構造をしている、無色透明の揮発性液体です。そして、甘い芳香を放ちます(味も甘いそうです)。僕も何度もその芳香を嗅ぎましたwドラマやマンガの通りなら、もう何十回と気絶してますね。とはいえ、あまり吸入しすぎると気持ち悪くなり、血圧や心拍
0
1 件中 1 - 1