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「インスタントハウス~NO.2!」

北川教授・・・名古屋工業大学・・・(^^また出たね~♪前にもご紹介したけど、も~今の「インスタントハウス」はすでに「家」と言ってイイじゃん。これならボクも住んでもイイぜよ~♪ま、「オトコの隠れ家」的な感じじゃけどね。でもエエわぁ~♪子供の頃の「隠れ家?」、「基地?」みたいじゃね。ボクも家の近所で、「ボクの家?」という「アナグラ?」みたいなヤツに入り込んで「ひとり悦(えつ)」になっていたのじゃ。そこで、確か「お菓子」とか食べていた気がするぜよ。ま、子供の頃じゃし。でも、この「インスタントハウス」は、何度見てもエエねぇ~♪モンゴル平原の「ゲル?」、「ゾル?」なんか名前忘れたけど、あ~ゆ~感じのデッカイ「テント・ハウス」を遊牧民なんかが「大家族」で過ごして、放牧終了?すると「移動」する!みたいな感じじゃったと思うけど、ま、あれに近いね。(^^;でも、これって「移動可能」かしらん?固定なのかな?ま、速攻でたてて「経費軽減」の家じゃし、おそらく「100万」もあれば、「イケル?」のかな?ってね~。(^^「インスタントハウス」やっぱ、エエね~♪なんか「ムーミン」の家にも似てナイかい?「スナフキン」や「ミイ」や「スニフ」とか出てきそ~じゃ。夢アルわぁ~♪ねぇ~♪これに欧米の様に、「カラー」を付けるとこれまたイイぜよ~♪ボクなら「ゴールド」かな~♪いや「ターコイズ・ブルー」もイイし~、「マゼンタ」もカワイイし~、「ウクライナ国旗」の様に、「ブルー+イエロー」もエエねぇ~♪(^^ちなみに「構造」はど~なってんの?はい~「高さ=4メートル位」、「広さ=20M2」くらいじゃね。もちろん形状は「円筒形」
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卵とゲル ~卵の特殊な性質とタンパク質~

卵はゲルなのか?そう思ってしまうほど、卵(主に鶏卵)の卵白と卵黄は他のゲルとは事なる性質を持っています。液体のようで液体ではない、なんとも不思議なゲルだと思います。その正体はタンパク質のコロイド溶液。タンパク質の微小な集合体が水中に分散した溶液です(下図)。その集合体どうしが分子間力や水素結合などの弱い結合で繋がり、ゲルを形成しています。そして、卵白の90%は水です。一方、卵黄は50%。卵黄と卵白で含水率が違うのは面白いですね。ゲルとは、高分子の網目構造体が水などの溶媒を含んだ、ソフトでウェットな材料のことです。水を含んだゲルを、ハイドロゲルと呼びます。卵はタンパク質で出来ていますが、タンパク質は多数のアミノ酸がつながってできた高分子の一種です。つまり、タンパク質でできたハイドロゲルなわけですね。流動性が高いので気付き難いですが、卵白や卵黄に力(せん断力)を加えるとタンパク質の集合体の大きさが変化し、ゲルの粘度も変わります。力を加えるのをやめると元に戻ります。ダイラタンシー現象と呼ばれるものです。また、力を加えるとゲル構造が崩れて流動性が発現する、チキソトロピー性も持っています。ダイラタンシー現象ダイラタンシー現象とは、水と片栗粉を混ぜたものや、水を含んだ砂などに見られる現象です。水と片栗粉を混ぜて作る、片栗粉スライムを使って説明します。片栗粉と水を1:1で混ぜると、泥のような状態になります。
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化粧品の化学 ~使われている材料・技術を解説~

化学技術の宝庫。そう言っても過言ではないくらい、様々な化学の先端技術や物質が化粧品には使われています。1990年代半ばまで、化粧は厚ぼったく、一目見ただけで「化粧をしている」と分かるものでした。しかし、ナノ粒子とその分散技術の登場によって一変します。ナチュラルメイクの誕生です。肌に塗布した化粧品が膜となり、その中に含まれた微粒子(酸化チタン、酸化鉄)がシミなどを隠しながら光を散乱させ、白く綺麗に見せます。ナノサイズ(A4用紙の厚さと同等以下)の粒子の大きさを上手く調整し、均一に分散させるのは至難の業ですが、その困難を乗り越えて完成したのが現在普及している化粧品の原型です。更に、しわや毛穴をぼかして見え難くする、ソフトフォーカス効果が登場しました。これは、光を散乱しつつ透過もするという高度な技術です。この技術を前進させたのがシリコーンゲルの微粒子です。光をある程度透過しつつ、散乱させて白く見せる。地肌のまま美しくしてくれます。ナチュラルメイクには、ファンデーションによる肌色の調整も重要です。主にマイカ(雲母)の板状結晶の表面を酸化チタン粒子でコーティングしたものがパール顔料として使われています。この顔料は、干渉光によって赤・青・緑・黄や金・銀など、コーティングの厚さを調整することで多彩な色を出すことが出来ます。微粒子のコーティング厚を調整することが出来るようになり、メイクアップの技術は大幅に進歩しました。日焼け止め化粧品のサンスクリーン剤には、紫外線を吸収する物質も含まれています。紫外線を吸収して熱に変換します。前述した酸化チタンも、紫外線を散乱させる散乱材としての働きを持ちます
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スライムの化学

洗濯のりとホウ砂でスライム作りをやったことはあるでしょうか。学校の理科の実験や、大学のオープンキャンパスなどでやっていますよね。必要なものは洗濯糊とホウ砂、プラカップ(もしくは紙コップ)と割り箸があればOKです。着色する場合は、食用色素や水彩絵の具を用意してください(今回はインクジェットプリンターの詰め替え用インクを使いました)。洗濯糊は100円ショップやドラッグストア、Amazon、楽天市場などで購入できます。洗濯糊はポリビニルアルコール(以下、PVA)という水に溶ける高分子の水溶液です。ポリビニルアルコールはこのようなシンプルな構造で、この構造式は[ ]内の構造がn個繰り返されているという意味です。洗濯糊に使われているのは、n=1500~2000程度ではないかと推測されます。そしてホウ砂。これは薬局で購入出来ますが、Amazonや楽天市場でも購入可能です。ホウ砂はホウ酸とは違うので注意して下さい。ホウ砂は四ホウ酸ナトリウムという物質で、ホウ酸とは構造が異なります。ホウ砂とホウ酸を混同しているのをたまに見かけますが、毒性や取り扱いなどが異なっているので、間違えないように注意してください(ホウ酸でもスライムをつくる事はできますが、ホウ砂を推奨します)。四ホウ酸ナトリウムは水に溶かすと、B(OH)4-というホウ酸イオンが生成します。このホウ酸イオンがポリビニルアルコール水溶液(洗濯糊)をゲル化させます。まず、4%のホウ砂水溶液を作ります。ホウ砂1gを25mlのお湯(50℃くらい。ぬるま湯だと溶けません)に入れてかき混ぜます。ホウ砂を目や口に入れないように注意してください。ホウ砂が
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ゲルとは? ~ゲルの特徴と歴史~

ゲルについてゲルは、寒天やこんにゃく、プリンに代表されるソフトでウェットな材料です。私たちの身体も殆どがゲルで出来ています。では、具体的にゲルとはどんな物の事を指すのでしょうか?高分子は、分子が沢山繋がってできた細長いものです。この高分子が化学結合や絡み合いなどで網目構造を作り、水などの液体を含んだものがゲルなんです。寒天や蒟蒻は約95%が水、ゼラチンで作ったゲルは約90%(濃度によって異なります)が水です。寒天は日本人にはお馴染みのゲルです。プリンやヨーグルトにも寒天が使われています(全てではありません)。人の身体は60~70%が水です(年齢によって変化します)。人の身体はタンパク質(アミノ酸がたくさん繋がって出来た高分子)で構成されたゲルですね。水を含んだゲルはハイドロゲル、オイルや有機溶剤を含んだゲルをオルガノゲルと呼びます。一般的には、ゲルと言えば水を含んだハイドロゲルの事を指すことが多いです。では、液体を含まない高分子の網目構造体はゲルじゃないのかというと、そうではありません。液体を含まないドライなゲルを、キセロゲルと呼びます。例えば、シリカゲルがそうです。シリカゲル(ある程度吸湿すると、写真のように変色するものもあります)吸湿剤としてよく使われますが、化学研究や食品・工業用原料の製造においては、不純物を取り除く吸着剤として大量に使用されています。見えないところで私たちの生活を支えている重要な材料です。他にも、特殊な方法で液体を気体と入れ替えて作る「エアロゲル」もあります。エアロゲルはキセロゲルとは別の分類になります。
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吸水ポリマー(高吸水性樹脂)

ハイドロゲルは多量の水を含むゲルです。中でも、高吸水性樹脂は短時間で自重の100倍以上の水を吸収します。その代表が、ポリアクリル酸ナトリウムです。主な用途の一つが紙おむつです。ポリアクリル酸ナトリウムのゲルは、紙おむつを劇的に進化させました。1980年頃まで、紙おむつは文字通りパルプを使った、分厚いものでした。しかし、ポリアクリル酸ナトリウムのシートを採用したことで、紙おむつは劇的に薄くなり、ごみの量を大きく減少することに貢献します。薄くても吸水力が高いため、それまでの紙おむつと同等以上の性能を持ち、瞬く間に多くの人の支持を得ました。ポリアクリル酸ナトリウムは、子育てや介護の負担を減少させたんですね。このポリアクリル酸ナトリウム、他にも色んな所に使われています。身近なものだと消臭剤ですね。透明なビーズタイプのものがそうです。高吸水性樹脂に、消臭剤と防腐剤を混合した水を吸収させています。効果がなくなるとゲルが収縮して小さくなるので、ひと目で交換時期が分かります。また、その吸水性の高さから、砂漠の緑化や農作物の栽培にも使用されています。(この用途では、耐候性に優れたポリビニルアルコールの方が使われています。ポリアクリル酸ナトリウムほど吸水性はありませんが、紫外線などに強くて丈夫です。)ポリアクリル酸ナトリウムのゲルを培養土として使えば、透明なため、室内ではインテリアにもなります。更に、土嚢(どのう)としても使われています。普段は乾燥した状態のため、軽くて持ち運ぶのは楽ですが、一度水を吸うと大きく膨潤し、土嚢の役割を果たします。そして、これはかなり大胆な発想ですが、台風にポリアクリル
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自己紹介

初めまして。個人でゲルの研究を行っているGelate(ジェレイト)といいます。仕事は化学の研究職です。ゲルとは、ゼリーや寒天、こんにゃく等の、水を含んだ高分子材料のことです。仕事で化学の研究職をしながら、20年近くゲルの研究活動を個人で行っています。高分子学会の正会員でもあります。毎年、個人で行った研究成果を学会やイベントなどで発表し、色んな方と議論・交流しています。現在は、主に温度応答性ゲルと蒟蒻(こんにゃく)に関する研究をやっています。温度応答性ゲルとは、特定の温度になると大きさや色の変わる、とても面白いゲルです。蒟蒻に関しては、研究成果をまとめた「蒟蒻の歴史と化学」という本を執筆し、Kindleで販売しています。他に「ゲルの不思議な世界」という、ゲル全般について触れた本を2020年に出しました。ココナラでは、ゲルや化学に関する情報やノウハウを発信していきます。基本的には、noteで配信している有料記事をこちらのブログと価格に合わせて再編し、配信致します。価値ある情報・ノウハウを発信するよう最善を尽くします。よろしくお願いいたします。
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