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【憎い・恋しい、それが人】

心理カウンセリングの技法に「対決」がR。これは、クライエントの行動、思考、感情、意味における、不一致、矛盾、葛藤を指摘することで、矛盾・葛藤・混乱は統合され、行動変容が起きやすくなる。ねらいは、矛盾の説明、又、その解決策についてのクライエントの意見表明を促進すること。クライエントは自己理解を深め自分の弱さや問題点に気づいた時に、自分を変える意欲を持つが、内面に矛盾・葛藤・混乱がある為、元の習慣は容易には変わらない。つまり、矛盾・葛藤・混乱を統合し、行動変容が起きやすくするための技法なのだ。  例えば、2時間ドラマに出てきそうだが、仕事もせず、酒やギャンブルに溺れ、稼いだお金を悉く奪っていったり、勤め先にまで小遣いをせびりに来る彼氏(そんな資格があるとは思えんが)の存在に苦しみ、何度も「別れたい」「別れよう」と思いながら、「見捨てないでくれ」「お前しかいない」「これから真面目にやる」などと泣きつかれると別れられなくなってしまう女性がいるとする。彼女をを愛するもう一人の誠実な男に「あんな男といてはいけない」と何度忠告されても、聞き入れることも、彼の愛を受け入れることもしない。結局、どんなにダメな男であろうと、彼女にとっては離れがたい相手なのだ。彼女が彼氏の行動に苦しんでいるのは確かだ。「別れたい」「別れよう」という気持ちもある筈だ。しかし、その反面、どこかに彼氏への思いや、「別れたら彼はどうなる」「自分はどうなる」という不安等もあったりするのかも知れない。そして、厄介なことに、折角、誰の目から見てもこの人といる方がいいだろうと思えるような誠実な相手との出会いがあっても、そちらを選ぶ
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【カウンセラーとして、友人として】

 カウンセラーが、クライエントの「実現  傾向(人が、自分の持っている潜在的な  能力や自分らしさを発揮していく傾向)」  を解放するために必要とされているのが、  「3つの治療的パーソナリティ」である。  ①自己一致(自己概念と有機体的経験の  一致):自己概念は、自分をどう捉えて  いるのか、どうあるべきかという自分の  イメージ、評価であり、有機体的経験は、  有機体(生き物)として実際に経験して  いる自分自身で、簡単に言えば、自分の  思う通りの自分でいることが「自己一致」  ②無条件の受容(クライエントの経験を  一切評価せず温かく無条件に受け入れて  いる態度③共感的理解(クライエントの  考え方や気持ちを同じように感じながら、  その話を理解し伝え返す:世界を正確に  共有し、言語化・象徴化する)がそれだ。 ────────────────────  クライエントの経験を一切評価しないで  温かく無条件に受け入れる態度「無条件  の受容」は、クライエントを信頼し尊重  する心の表れであって、クライエントの  自己受容を促進するものだが、このため  には、昨日の「自己一致」の件で話した、  「自分自身の考えや気持ちを一旦心の器  の外に出す」という姿勢が必要とされる。 ────────────────────  心理カウンセラーが、立場上難しいのは、  友人や家族のように「ああすればいいよ」  「こうするべきだよ」と個人的な見解で  断定的なことを言えない、ということだ。  答えを出すのはあくまでクライエントで  あり、カウンセラーは教える人ではなく、  「寄り添
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【言ってることとやってることが違~う!】

 カウンセラーが、クライエントの「実現  傾向(人が、自分の持っている潜在的な  能力や自分らしさを発揮していく傾向)」  を解放するために必要とされているのが、  「3つの治療的パーソナリティ」である。  ①自己一致(自己概念と有機体的経験の  一致):自己概念は、自分をどう捉えて  いるのか、どうあるべきかという自分の  イメージ、評価であり、有機体的経験は、  有機体(生き物)として実際に経験して  いる自分自身で、簡単に言えば、自分の  思う通りの自分でいることが「自己一致」  ②無条件の受容(クライエントの経験を  一切評価せず温かく無条件に受け入れて  いる態度③共感的理解(クライエントの  考え方や気持ちを同じように感じながら、  その話を理解し伝え返す:世界を正確に  共有し、言語化・象徴化する)がそれだ。 ────────────────────  自分の思う通りの自分でいる「自己一致」  の状態にいる時、人は精神的に安定して  いられるが、自分の思う通りの自分では  ない「自己不一致」の状態にいる時には、  人は精神的に不安定でストレスを感じて、  本当の自分自身を生きられずに、やがて  不適応の状態に陥る。今の私が正にそう。  コロナ禍にあっては私に限ったことでは  ないものの、生活・仕事・ボランティア、  何一つ思うように運んでいない。改善に  向かって動いてはいるが、今のところは  明らかな「自己不一致」状態にいるのだ。 ────────────────────  心理カウンセラーが、カウンセリングで  「自己不一致」状態、ありのままの自分  でなく、
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