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№42 歴史的な愚痴

みなさん どうもこんにちは タイラです。たまには面白い話でもしたいと思います。ココナラブログでは結構真面目に思わているかもしれませんが、人によってはお笑いの話ばっかり言っている時もあります。最近気になったことがあるので、またいろいろ調べたりしていました。それは古代3000年続いたエジプト文明で、だいたい紀元前5世紀頃の遺跡なんですが、学者が調べて解読したところその遺跡に書かれてあったことはなんと「最近の若い者は」という内容でした。学者も結構ビックリしたと思いますね。古代エジプト文明でどんな貴重なやりとりがあったか調べたところ、「最近の若い者は」と書かれていたとわかったら、正直「ただのその辺のおっさんの愚痴やないか」みたいに思ったのではないでしょうか。「タイラさんはいったい何を調べてんねん」と思われたかもしれませんが、正直興味があり調べたところ、これは結構歴史を物語ってまして、日本であろうが世界中であろうが、古代文明からいつの時代でも言われてきたことです。他には紀元前2000のヒッタイト王国(現在のトルコ)の粘土板で作られた書簡に「最近の若い者は」と現状を嘆く言葉が書かれていたり後は紀元前400年くらいの歴史的に有名な哲学者のソクラテス、プラトン、アリストテレスも同じようなことを言ってます。ソクラテス「子供は暴君と同じだ、部屋に年長者は入ってきても起立もしない」とか、プラトン「最近の若い者は、目上の人を尊敬せず、親に反抗、道徳心のかけらもない」とか、アリストテレスも同じようなことを言ってました。ソクラテスはプラトンの師であり、プラトンはアリストテレスの師です。つまりこの3人はして
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悪妻−鬼嫁の系列

昔から世間から偉人だと言われている男性の奥さんが大変な悪妻だったという例は結構あるようです。フリー百科事典「ウィキペディア」によると世界三大悪妻は、クサンティッペ(哲学者ソクラテスの妻)コンスタンツェ・モーツァルト(作曲家モーツァルトの妻)ソフィア・トルストイ(作家トルストイの妻)となっています。以下にそれぞれのエピソードを簡単に紹介します。クサンティッペは夫ソクラテスに対して激しくまくしたて、彼が動じないので水を頭から浴びせたことがあります。また、ソクラテスは「ぜひ結婚しなさい。よい妻を持てば幸せになれる。悪い妻を持てば私のように哲学者になれる」と言ったとされています(こんなことを言うから奥さんは怒るんでしょうが)。コンスタンツェ・モーツァルトは大変な浪費家でした。そして、モーツァルトが死んだ時に別荘で遊んでいたり、彼の葬儀もきちんと行っていないとされています(今でもモーツァルトの墓はどこにあるかわかりません)。ソフィア・トルストイについては、トルストイが82才の時に家出したのは夫人との確執が原因とされています(子供は12人も作っているんですが)。トルストイは小さな駅で亡くなっています。いわばのたれ死にですが、その時に、「あの女だけは連れてこないでくれ」と言ったそうです。ただ、一言断っておくと、これらはすべて偉人の生涯に関する話を面白くするための後世の創作である可能性があります。ちょっと気になったので、三大悪妻をフランス語でどう言うか調べてみました。しかし、どうもフランスではそんなことは言わないみたいなんです。英語でも調べましたがありません。私の調べ方が悪いのかも知れませんが
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鬼嫁にも訳がある

突然ですが、皆さんは鬼嫁(悪妻)といえば、誰を思い浮かべますか。 テレビなんかでよく見る〇〇さんや自分の奥さんのことを嬉しそうに上げる人もいるかな。 しかし、歴史上もっとも有名な悪妻といえば、やはりソクラテスの妻クサンチッぺでしょう。 彼女は哲学者の夫の偉大さを理解しておらず「弁論の暇があったら、家事を手伝って」といったとの話や、ソクラテスに激しくまくしたて、彼が動じないので尿瓶の尿を頭から浴びせたといったエピソードがあります(ただし、後世の作り話らしい)。 これだけを読めばなかなかの猛女のような気がしますが、最近は彼女の言動にはそれなりの理由があったとして擁護する声も出てきています。 彼女が「カサンドラ症候群」に苦しんでいたから仕方がなかったとの意見ですね。 この「カサンドラ症候群」ですが、あまり聞き覚えがないと思いますので簡単に説明します。 以下、精神科医  岡田尊司氏の「カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら」を参考にしています。 まず、語源となっている「カサンドラ」は、ギリシア神話に登場するトロイの王女の名前です。 太陽神アポロンに愛されたカサンドラは、アポロンから予知能力を授かります。 しかし、その能力でアポロンに捨てられる未来を予知したカサンドラは、アポロンの愛を拒絶したので、怒ったアポロンに「カサンドラの予言を誰も信じない」という呪いをかけられました。 その結果、カサンドラは真実を知って伝えても、人々から決して信じてもらえなくなったのです。 しかし、ギリシア神話の神さまって本当に酷いですね。 なにかというと、嫉妬や恨みで呪いをかけまくり。 それはいいとし
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悪妻の本当の理由

突然ですが、皆さんは悪妻といえば、誰を思い浮かべますか。 テレビなんかでよく見る〇〇さんや自分の奥さんのことを嬉しそうに上げる人もいるかな。 しかし、歴史上もっとも有名な悪妻といえば、やはりソクラテスの妻クサンチッぺでしょう。 彼女は哲学者の夫の偉大さを理解しておらず「弁論の暇があったら、家事を手伝って」といったとの話や、ソクラテスに激しくまくしたて、彼が動じないので尿瓶の尿を頭から浴びせたといったエピソードがあります(ただし、後世の作り話らしい)。 これだけを読めばなかなかの猛女のような気がしますが、最近は彼女の言動にはそれなりの理由があったとして擁護する声も出てきています。 彼女が「カサンドラ症候群」に苦しんでいたから仕方がなかったとの意見ですね。 この「カサンドラ症候群」ですが、あまり聞き覚えがないと思いますので簡単に説明します。 以下、精神科医  岡田尊司氏の「カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら」を参考にしています。 まず、語源となっている「カサンドラ」は、ギリシア神話に登場するトロイの王女の名前です。 太陽神アポロンに愛されたカサンドラは、アポロンから予知能力を授かります。 しかし、その能力でアポロンに捨てられる未来を予知したカサンドラは、アポロンの愛を拒絶したので、怒ったアポロンに「カサンドラの予言を誰も信じない」という呪いをかけられました。 その結果、カサンドラは真実を知って伝えても、人々から決して信じてもらえなくなったのです。 しかし、ギリシア神話の神さまって本当に酷いですね。 なにかというと、嫉妬や恨みで呪いをかけまくり。 それはいいとして、心理
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歌がうまくなる方法を『知らないことは罪なんです』

こんにちは~今日も珍しく昼に書いてます(^^♪この『知らないことは罪なんです』という言葉聞いたことありますか?僕も少し心理学や哲学をかじっていたので「無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なり」というソクラテスの言葉は知っていたのですが・・・(笑)この意味を改めて調べてみると・・・「無知は、知らないことによって得られないことがあったり、失敗することで人を傷つけたりします。ある意味無知は・・・本人は幸せですが、周りを不幸にすることがあります。そして知とは、ただの情報と呼べる知識のことで、何かに役立つ知恵ではありません。頭でっかちと呼べる状態です。そして最後の英知とは、情報のみならず、経験・体験が元になり、実行へと動かすための知恵と勇気を兼ね備えるものです。」どうですか?分かりやすくないですか?(笑)つまり・・・無知から知に向い、最後に英知に至るという方向性があることに気がつきます。でもこれをさらに噛み砕いてみると・・・皆が無知から始まる・・・要は子供の状態です。社会的に守られ、養われているだけの存在・・・でもそれは子供時代ならまだ許されるのですが、大人になってそのままだとしたら、それは罪ということです。しかし、そこから始まって、普通は知を身に付けて行くんですが、実はそれだけではいくら集めても役に立たないという事のようです。何故?ソクラテスはこの知という中間部分に、わざわざ空虚だと記したのか??無知からすぐに英知にすぐ行くのではなく、その中間があるんだと敢えて書いたのか??ここで大事なのは、知から英知にまでの道筋です。要は、英知とは何か??を考えないといけないということ。僕は
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教養としてのギリシア哲学➀:ソクラテス

アレテー:徳、卓越性、本質。隠された真理(アレテイア)に由来します。アルケー論→弁論術→アレテー論と関心が移り、ソクラテスに至って、知徳合一・知行合一・福徳一致が説かました。これは人類レベルでの精神発達史として、幼年期→少年期→青年期に対応し、ソクラテスは出るべくして出たとも言えます。 枢軸時代:ヤスパースの命名。BC500年の前後300年に、ギリシアではソクラテス・プラトン・アリストテレスがギリシア哲学を完成し、西アジアではイランにゾロアスター教が興り、パレスチナにユダヤ教が確立しました。インドでは自由思想家が出現する中で仏教が誕生し、中国では諸子百家が出現する中で孔子・孟子などの儒家、老子・荘子などの道家が活躍しました。人類の精神的原点とも言うべき宗教・思想が東西にわたって一斉に出現、確立した時期です。 ソクラテス:「善く生きること」を求め、人間が幸福になるには魂への配慮によって徳を身につけることが必要だとしました。そして、「汝自身を知れ」という格言に従って、問答法(対話法)を用いて人々に無知を自覚させていったため、死刑判決を受け、それを不当としながらも、脱獄の勧めを拒み、国家の法に従って刑を受けました。ソクラテスは著書を残しておらず、彼の言行・思想は弟子のプラトンが記しました。ちなみにブッダ、イエス、孔子、ソクラテスを「四大聖人」と呼ぶことがありますが、「聖人」は国家を超えた世界宗教の開祖に与えられる称号なので、ソクラテスは「哲人」であり、むしろイスラーム教の開祖ムハンマドを入れるべきだとされます。 魂への配慮・魂の世話:自己の魂が優れたものになるように気遣うこと、魂に徳
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【教養としての読書】プラトン「饗宴」

古代ギリシャの哲学者・プラトン作 『世界最古の恋愛論』。
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