捨てたもの
昨日、あるニュース番組を見ていた時のことです。ゲストキャスターとして出演していたスポーツ選手の方が『あなたが捨てたものは何ですか?』という質問を受けていました。その方の答えは、とても印象的でした。『答えを捨てた』つまり『正しい答えを探し続けることをやめた』という意味だと思います。それを聞いた時、私はとても共感しました。占いのご相談でも、多くの方が『答え』を求めます。『私はどうすれば正解ですか』『この人と別れるべきですか』『転職した方がいいですか』『どちらを選べば間違いありませんか』もちろん、不安な時には答えが欲しくなります。迷っている時ほど『正解』が欲しくなるものです。私たちは子供の頃から『正しい答えを書きなさい』と言われ続けて育ちます。テストには正解があり、間違えると減点される。だからいつの間にか『間違えない人生』を探すようになります。でも海外では、答えそのものではなく『どう考えたか』を書くテストもあるそうです。答えは最初から書かれていて、そこへ至る『式』を書く。そうすると、人によって考え方が違う。途中の道も違う。それは人生にも少し似ている気がします。占いに置き換えるなら、みんな最終的には『幸せになりたい』と思っている。でも、その幸せの形は人それぞれです。落ち着いた暮らしが幸せな人もいる。挑戦を続ける人生が幸せな人もいる。結婚が幸せな人もいれば、一人の時間を大切にしたい人もいる。だから本当は『唯一の正解』なんてないのかもしれません。どんな道にも可能性がある。私は、占いとは『未来の答え』を決めつけるものではなく、今歩いている道を、どうしたら少し楽しく歩けるかを一緒に考えるものだ
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