美味しかったよ、菊池さん
本日、ご当地スーパーの日
それで思い出したのは
“バッケみそ”
ほとんどの方が
なにそれ?
と思うかも知れないが
“ふきのとうみそ”
のことだ。
厳しい冬がある
東北地方にとって
まだ寒いながらも
可愛らしく顔を出した
ふきのとうは
春を告げる使者だ。
冷蔵庫の無い時代…
冬の貴重なタンパク源として
樽に魚の塩漬けを作り
それで冬をしのぐ。
春が近づくにつれ
魚が塩辛くなっていく
その味で
もう少しで春が来る…
と感じたそうだ。
冬の間は
何も採れるものがない。
蓄えたもので
やり繰りしながら
耐え忍ぶ。
雪解けが進み…
外へ出て
田んぼの脇の
ふきのとうを見つける。
最初の春の恵み。
冬を乗り切った安堵。
色んな思いが
込み上げる。
出稼ぎに行った男たちが…
夫が…
もうすぐ戻ってくる。
そんなことを考えながら
“バッケみそ”を作る女たち。
少し苦くて春の香りがする
甘くてしょっぱい味。
東北の地元スーパーや
産直で売っている。
小さな
バッケみそのパックに
生産者の女性の名前が
貼ってある。
菊池◯◯
この女性のご先祖さまから
脈々と
受け継がれた味だろうか。
あぁ、今年も
菊池さんが
バッケみそ出してくれてる。
なんて思って買っていた。
ちょっと季節はずれの
話だが
ご当地スーパー…で
思い出したのだ。
今年の春も
菊池さん
バッケみそ出してるといいな。
あれを肴に
一杯やりたいな。
そう思った。
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