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角砂糖と衛星軌道、あるいは透明な涙

こんにちは!栗山和暉です。ティーカップの縁にそっと置かれた一個の角砂糖が、もしもあなたの運命を遠い衛星軌道へと導く操縦桿だとしたら。そんなとりとめもない空想に浸りながら、私は今日も画面の向こう側に広がる新しい世界の設計図を描いています。私たちは毎日、自分の意志で選択し、自分の力で歩いていると信じています。けれど、本当はもっと大きな流れがある。それは、窓辺に差し込む光の角度や、淹れたての紅茶から立ち昇る湯気の形に、密やかに隠されているのかもしれません。皆さんは、これまでに流してきた透明な涙の行方を考えたことはありますか。悲しいとき、嬉しいとき、あるいは理由もなく。頬を伝ってこぼれ落ちたその一滴は、決して地面に染み込んで消えるのではなく、重力から解き放たれて空へと昇っていきます。そして、地球を包む衛星軌道へと乗り、私たちの知らないところで、誰かの夜を照らす小さな星になるのです。私が手がけるデザインという仕事も、実はそんな透明な涙を集めて、一つの形に固める作業に似ている気がします。クライアント様が抱える悩みや、誰にも言えずに積み重ねてきた努力。それらは、純度の高い結晶のようなものです。その結晶を、温かな紅茶に溶かす角砂糖のように、そっと日常に溶かし込む。すると、ありふれた景色が少しだけ甘く色づく。ココナラという場所で出会う方々は、皆、自分だけの衛星軌道を持っています。それぞれの速さで、それぞれの願いを抱えて。私は、その軌道が美しく描かれるように、地上からそっとアンテナを立てて、届かないはずの声を拾い上げたいのです。角砂糖がカップの中で崩れていくとき、そこには小さな銀河が生まれています
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