誰かのために
ビクトール・フランクルがアウシュビッツ強制収容所で厳しい労働を強いられたときに気づいたことがあります。※ロゴセラピー(意味中心療法)は、オーストリアの精神科医V.E.フランクルが創始した、「生きる意味」を見出すことを援助する心理療法です。強制収容所での体験を基に「どんな時も人生には意味がある」という信念に基づき、逆境にいる人の心理的な回復や、人生の肯定的な意味の再構築を目的とします。 彼は十分な食事を与えられない中で、栄養失調になりながらも「働けなくなったらガス室」という恐怖の中でなんとか生き抜いていました。その時、「妻はどうしているだろうか。同じように苦しんでいるのか」と思った瞬間、「その妻の何倍の苦しみでもいいから、自分が代わって受けたほうがましだ」と思ったら、自分でも驚くほど力がみなぎってきた。とおっしゃっています。なので、周囲の仲間に「誰でもいいから、心から愛している人の身代わりになっているつもりで働いてごらん。素晴らしい力がわいてくるから」と教えたそうです。すると、それを実行した人たちは、その瞬間から元気を回復して、終戦までだれひとり欠けることなく生き残ったそうです。私は、以前フィギア選手の浅田真央選手が最後のオリンピックで素晴らしい演技をして世界中を感動させたことをブログに書きました。その時、「浅田選手は誰のために滑っているのかな」という思いを、演技を見ながら思いました。後のインタビューで、彼女は、「このジャンプはあの人のために。このジャンプはコーチのために」と今までお世話になった人のために飛んでいたと語っていました。この演技は、素晴らしい感動を与え、しかも、一度も
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